【歌い手】俺の恋人は…。【男主】 (ページ22)

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番外編ページ22

志麻×センラ
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センラside

志「俺と、付き合ってくれへん？」

セ「へ？」

志「好きやねん…。」

セ「お、俺もｯ…好き…」

あの頃は青春してたんにな…

彼と付き合って3年かな？

志「君ら、可愛ええな～俺と遊ばん～？」

(#＾ω＾)ﾋﾞｷﾋﾞｷ

志「あ、あかんの？そっかァ…。ん？あ、千里いたんや。」

ﾌﾞﾁｯ……

ﾊﾟｧｧｧｱｱｱｱﾝｯと志麻の顔を平手打ちで引っぱたく。

もう…これで何回目なん？

付き合って…、1回～前回までは許しとったけど、今回はもう許さへん…。

セ「志麻君のバカ！もう知らん！」

少し涙が目に浮かんでしまったがそれどころではない。

志麻君は、僕のこと好きやなかったん？あの1回きりやったん？

涙が出る…止まらん。

僕は、うらさんの家に押し入り、事情を全部話した。

セ「もう、終わらせるんが1番ええんですかね…」

う「ん～…。それは俺が決めることじゃないからな。」

セ「もう、苦しいですわ…。目の前でナンパしとるん見るの…。辛いですわ…。」

もう、これ以上はあかんねやな…。きっと、志麻君は愛想尽かしとるんや。

僕がダメダメやから…。

はぁ…。もうこれ以上、好きが溢れてしまわんように、蓋せなあかんな。

別れという蓋を…。

うらさんの家から帰ると、志麻君がおった。

セ「志麻君…話…あるんやけど…」

志「別れ話やったら…聞かへんで？」

セ「僕ら…もう別れた方がええと思うんよ…。」

志麻君の言葉を無視して話を続ける。

セ「志麻君やって、愛想尽かしとるんやろ？」

志「ちゃうて」

セ「違わん！せやったらなんで、僕の前でナンパとかするん？！なんで、僕だけ見てくれへんの！？」

志「ちゃう、話聞いてぇな。」

セ「聞きとうないｯ！！」

志麻君の口からは、嫌いって聞きとうない。

やから、うん。分かった。別れよう。でええから…。

せめて、嫌いなんて言わんで…ｯ…

志「千里！」

セ「んッ！」

何か言おうと頑張る僕の口を、志麻君の唇が塞いだ…。

志「ナンパは、女の子達が千里ばっかり見とるから、嫉妬しただけや。俺はいつも千里だけ見とる。千里以外写とらん…。」

セ「でもｯ…」

志「もうええやんか。黙ってずっと俺の可愛い彼女でいてや？」

セ「うぅ…ｸﾞｽﾞｯ…すんまへん…」

志「謝らんで…。」

志麻君浮気(？)事件はこれで幕を閉じたとさ。めでたしめでたし。けっ( ･´ｰ･｀)←