陰陽師ですけど何か (ページ34)

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第31話【過去編 II】ページ34

龍器side

「96は、どうして怪我してたの？」

96「同じ種族に殺されそうになった時に負った怪我…。」

「何で殺されそうになってたの？」

96「化け猫の種族は、黒が産まれたにくくて。だから、掟で、殺すことになってる…。」

「掟…。また、掟…。」

Aは、掟と言う言葉に殺意しか持たなかった。そして、Aは、96に提案をした。

「ねぇ、96…。化け猫の種族…、滅ぼしかけてみようか。」

96「え？でも、どうやって…。」

「知ってる？復讐という名の殺意はね、誰にも止められないんだ…。どうする？」

96「…。あ、あたしは…、やるよ。両親や、兄弟も殺されたんだ…。」

「決まりだ。」

その時、我はAに見つけられた。夢の中で。

「貴方が、龍器…。」

龍「さよう…。汝は、望みがあって我を見つけたな。」

「そうだ。俺の身体を使って、化け猫の種族を滅びない程度に懲らしめてほしい。」

龍「なぜ？」

「俺の大事な友が殺されかけたんでな。」

その時のAの顔は、我ら龍でさえも震えるような、そんな顔をしておった。

龍「よかろう。汝の事、気に入ったぞ。」

そして我は、初めてA身体を使った。
我はAの望み通りにした。

Aが再び目を覚ましたのは、復讐を終えて、2日後であった。

96「A……、ごめん。あたしのせいだ…。」

「96…？ここは…家？」

96「A！起きたの？！よかった！大丈夫？」

「ごめん。心配かけたね…。大丈夫。」

96「よかった！ありがとう…。ありがとう、A…。」

この時から、我の力が23時に暴走するようになった…。

なぜその時間なのかは、我にも分からんかった。

時間が経つにつれ、Aは96と一緒に成長していった。

高校を卒業して大学進学と言う時期に、父がAを殺せと言う命を受けた。

だが、父はもう殺したくはなかったのだろう。Aを家から追い出した。

これを知っているのは我のみ。Aも感づいてはいたが、定かではなかった。

そして、96と一緒にいると、傷つけかねないので、96とは、定期的に会うことを条件に別々に暮らした。

96から歌い手の誘いを受け、歌い手になったが、Aは、あまり楽しい曲を歌わんかった。

それも、助けてやれなかった兄、昴のためにしか全然歌わんかった。
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最後文的に合ってないと思うよ…(・ω・｀)

まいっか←

「投げやりか！」