一目惚れだったから。

第十七話 ページ18

Aside


A「っ！…コータロー…。」


コータロー「何だよ…」

A「…今のあんたなら、好きになれそうだなぁ」


コータロー「ｯｯ////////

　 意味わかんねーっ/////」



顔を真っ赤にしたコータローが
校舎の中をずかずかと歩いていく。






課外授業から一夜明け、登校したコータローは

包帯を体の至る所に巻き、
傷だらけの姿だった。



ボンの話によると、
昨日元madmaxのやつらに囲まれて…

何の抵抗もせずただただボコられていたらしい。





“暴力は何も生まない。“







仮面の言葉で変わり始めるコータロー。


正直見直した。




でも、金ちゃんは認めてないみたいだけど…。









.









.









.









金造「何やってやがる…」



A「ぁ、金ちゃん」



金造「返り血まみれだな…。
　 こいつ等全員やったのか？」



A「金ちゃんの学校を荒らされたくないからね。」



地面に倒れている数人の男たち。

更正し始めたコータローの
邪魔をする元madmaxメンバー数人。



コータローを倒したって調子のって
金ちゃんを倒そうとしていたのを






ちょっと潰してみた…。






A「…金ちゃんに勝てるわけ無いのに…」

金造「…どうした…？A」



A「んー、独り言！」


私の呟きに反応した金ちゃんにそう言うと

校舎の中をまたゆっくりと歩いていった。

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