慎太郎side ページ9
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俺が助手席から降りてすぐ、秋田さんはアクセル全開で颯爽と本拠地へ向かった。
その後を追うように動いた黒い車の前に立って両手をあげる。
すると、ゆっくりと止まった車。
助手席から降りてきた人物は、何処か見覚えのある姿。
＿＿＿＿＿ストライプのスーツにオールバックの男。
…間違いない。
前にAのわがままで買い物に出かけた日に見かけたアイツだ。
「お前、俺の事知ってるだろ？」
不気味な笑みを浮かべた男は、��さぁな��としらを切る。
そして内ポケットから折りたたみ式のナイフを取り出し、刃を俺に向けた。
「…物騒なモン持ってるな」
俺が逮捕できるって知ってんのかよ？コイツ。
そういえばもう1人いたな、と車に視線を向ければまだハンドルを握った奴が秋田さんを追うように方向を転換させようとしている。
「おい」
咄嗟に取り出した銃でタイヤをパンクさせれば、クルクルと回り停止した。
それを確認し、銃を仕舞うとその隙にオールバックの男が俺に斬りかかってくる。
キラリと光る刃。反射的に避けたけど、間に合わず腕にキズがつく。
……動きが、慣れてんな。
元自衛官か警察か、知らないけどかなり動けるらしい。
ソイツだけじゃなく、車のハンドルを握ってた男も秋田さんを追えないと判断したのかすぐに降りて俺に殴りかかってきた。
以前にAを襲撃しようとしたチンピラとはレベルが違う。
俺の顔に拳が当たる。
…なかなかのパンチ。久々に食らったわ。
だけどコイツは俺より弱い。
また殴りかかってきたコイツのジャブを数回避け、ボディに一発入れたら膝から崩れ落ちた。
顔が丁度いい所にあったからそのまま膝蹴りしたらKO。
1人片付けても休む暇はない。
少しよろけた俺にオールバックの男はナイフを突き刺す。
それを交わし、腕を掴み全身を使って手首を締めるとカランと音を立てて落ちたナイフ。
足で蹴って遠くへ飛ばすと力を抜いた一瞬を逃さず、男は俺の手から抜けた。
「お前、1人じゃ俺に勝てねぇの？」
お互い、肩で息をしながら見つめ合う。
ソイツは手首を回しながら��っふ��と鼻で笑うだけ。
「鷲尾に命令されたか？秋田議員を殺せって」
俺の質問には全く答えようとせず、また殴りかかりこちらへ顔を近づけた男は
��違う、お前を殺すんだよ��
と耳元で囁いた。
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蝶-アゲハ-(プロフ) - ちょりこさん» ありがとうございます！私も半年かけて書いた作品が終わったのは達成感もありますが、寂しさも感じてます😭またたまに読み返してカッコイイSPくん達を補給していただければと思います！！楽しい作品と言っていただけて嬉しいです！🙇♀️ (2022年11月27日 17時) (
レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - 完結おめでとうございます！毎回カッコイイたろを楽しみにしてたから 、終わってしまうのはちょっと寂しいですね 。でも楽しい作品でした！ (2022年11月26日 23時) (レス) id: 08dc60e7e6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶-アゲハ-(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうございます😭😭ぁぃさんのお話も大好きです！いつも楽しく読ませていただいてたのでコメント嬉しいです꒰( ˙ᵕ˙ )꒱ありがとうございます！ (2022年9月30日 8時) (レス) id: baea928cde (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 今読んでいる作品でダントツ大好きです🥲♡ (2022年9月30日 2時) (レス) @page23 id: 8766758dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶-アゲハ-
| 作成日時：2022年8月10日 0時
