愛 ページ6
JJ｢Aは？｣
｢え？｣
彼は私に話を振ると、起き上がって背もたれに背中を付けて座った
JJ｢Aは気を遣う？俺に。
ほらっ、前に言ってたでしょ？
同じ部屋にしたいって話ししたときに。
『気を遣う』って。｣
｢まぁね。
だってジェジュンは私の雇い主だから｣
JJ｢あ、そっか｣
｢失礼があったらいけないといつも思ってますよ？(笑)｣
JJ｢っは(笑)そうなの？｣
｢うん(笑)
でもね、ジェジュンは……なんて言うか
私には弟のような……｣
JJ｢えっ？弟？｣
｢うん。それでいて……息子のような……｣
JJ｢あっはっ(笑)俺っAの子供！？｣
｢気持ち的によ？気持ち的に。｣
JJ｢え〜……そんな頼りない？俺｣
｢そうじゃなくて。
なんて言うか……守ってあげたいと思ってる｣
JJ｢守ってあげたい？｣
｢うん。
世の中の辛いこととか悲しいことから、守ってあげたいって｣
JJ｢っ……｣
｢それって、無償の愛に近い気がするの。
お母さんみたいな。母性なのかな？(笑)｣
JJ｢母性か……｣
世の中には色々な愛の形があるのだと思う
異性に引かれるのも愛
家族を大切にすることも愛
動物や物に対しての愛も、形はさまざま
でも、どれも相手を思いやる気持ちは同じで
それを愛というのならば
私は彼に愛を持って接していると言える
そう
これまで、そうして仕事をしてきたのだ
JJ｢じゃあ、それだけ俺はAの中で近い存在にいるって事でしょ？｣
｢そうね。今は間違いなく｣
JJ｢なんかそれ聞いてほっとした｣
｢えぇ？(笑)｣
JJ｢Aの言ってることと、俺の感じてることが一緒のような気がして。
うん。そっか
母性か｣
彼は納得したように、うんうんと頷き
ペットボトルの水を一口飲んだ
こんな些細な事から、彼が不安を抱くことが無くなれば
それは成功だ
私の行動は間違っていなかったと言うことなのだから
JJ｢やっぱりさぁ〜、同じ部屋で借りたら良かったんじゃない？｣
｢姉弟でもねぇ？大きくなると部屋は別でしょ？｣
JJ｢まぁ……｣
｢それと一緒よ？｣
JJ｢うん……まぁ……｣
｢ははっ(笑)
それにほらっ！私が部屋に居て、ある日突然ジェジュンか可愛い女の人お持ち帰りしちゃったときこまるじゃない〜｣
JJ｢はぁ？そんなことしないってっ！｣
｢若いうちはどんどん遊びも恋愛もしたほうが良いと私も思うからっ！｣
JJ｢だからしないってーっ！｣
「「あはは(笑)」」
そんなことを言っては私達は笑っていた
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みきぽん(プロフ) - １人ってほんっとに淋しい。『寂しいとウサギってしんじゃう』っていつも思ってる私です。←卯年じゃあないけど(-_- ;) (2020年4月22日 13時) (
レス) id: dafbf0b050 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ジェジュンをどうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)> (2020年4月21日 23時) (レス) id: 25d3b6e52c (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 入隊前は色々ありましたからね〜 (2020年2月27日 14時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
alexis(プロフ) - 裕さん» ガンバってるジェジュンが笑顔でいることの私たちの幸せとすでに祈りのような想い…ヒロインの心持ちに私の気持ちをたぶらせてしまって…切ないです (2019年11月27日 17時) (レス) id: d8faaba8f4 (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - alexisさん» 心の拠り所、っていうんですかね。人の強さって、そんなのも影響するんではないかと。 (2019年11月27日 14時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：裕
| 作者ホームページ：http://id29.fm-p.jp/279/jjhh/
作成日時：2019年5月14日 11時
