【鬼滅の刃】星柱は男の娘……？『嫌、僕女だけど。』肆

佰伍拾弐 ページ31

．







獪岳のこんな所が可愛いとかって言う話をしていれば、あっと言う間に時間は過ぎて獪岳がお盆に料理を乗せてやってきた。



「「『いただきます』」」



ちゃんと手を合わせてからご飯を味わう。




何気に獪岳の手料理って初めてなんだよね。



夜、屋敷に二人揃ってる時は大体僕が作ってるし。



一口含んで思う、良いお嫁さんになるね。←



美味しくてついつい無言で食べてしまった。



桑島様は一つ一つのおかずに感想を伝えている。



と思う。美味しさで聞こえない。うん。←




獪岳「……なんか言えよ、A。」


『……ふぇ？』



なんか聞こえた用で顔を上げ、パンパンに頬に詰め込んだまま返事する。



獪岳「口に合わなかったかよ……」



視界に映った獪岳はつまんなそうな顔しながら桑島様とは逆の方を向いた。



僕は直ぐに口に入れてた物を咀嚼して飲み込んだ。



『…ん。違う違う。あまりに美味しすぎて。

やっぱちゃんと言葉にした方が良いよな。

凄い美味いよ。また今度作ってくれ。』



無意識に獪岳の頭に手を乗せ、ポンポンとしながら言う。



今度からは三回に一度くらいは獪岳に作って貰おっかな〜と思っていれば獪岳の頭に乗せてた手をそっと降ろされた。



『？？』


獪岳「その…先生の前だから……」


『……あ。』



家では偶に褒めたり撫でたりポンポンしたりするんだけど…癖って外でも出るんだね。



桑島様の事ちょっと忘れてた……すみません…。



獪岳は「別に嫌って訳じゃ無い…けど」とボソッと言ってた。



桑島様には聞こえない…と言うかほぼほぼ聞き取れない声だったけど僕には聞こえたよ？？



あはっ、こんなに可愛く育っちゃって。



僕が責任もって育てましｔ((←



桑島様はなんか…孫を見守る様な目で見てただけであまり気にしてない様子だった。






．

佰伍拾参→←佰伍拾壱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す