【鬼滅の刃】星柱は男の娘……？『嫌、僕女だけど。』肆

佰参拾肆 ページ13

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後日煉獄さんに、お父さんに無礼を働いた事を謝りに行った。



煉獄さんは、逆に父がすまないと謝ってきた。



兄弟揃ってとてもいい人…！！



と言うか今回本当に僕が悪いと思う…し。



何より煉獄さんが謝る事じゃないし！



そして今は鬼殺中。



すこ〜しだけ西の方の任務で一日で移動出来た。



最近は夜だけでなく、森とか大きな屋敷とか影ので来ている所なら活動している鬼が増えた。



と言ってもごく一部だけだけど。



むーちゃんから血を多く貰う程僕の血が増えて人間を襲う衝動が少なくなる。



食べ物を争う事も無いだろうけど、逆に言えば共喰いも無くなり、複数の鬼が一定の量の人間を食べ続けて強くなる。



人間を殺しても、それを悔い少しでも人間と共にある事を望んでくれれば共存する事にも一歩近付けるのに。



なんて思いながら鬼を斬る。



勿論意思確認はする。



けど、僕が近付けば稀血のせいで自我を失い襲って来る。



話したくても話せない、僕が一番残酷なのではないか。



今回の鬼もそうだった。



出来るだけ苦しまないよう一撃で。



任務も終わり、朶梁に御館様の元へ飛んでもらって家に向かう為に森の中を走る。



いつの間にか月は真上に昇っていて、雲で時々隠れてしまう。



月も綺麗。夜空を見上げれば晴れている日は星が沢山見える。



僕達人間は夜の綺麗な景色も、昼の暖かな太陽も見る事が出来る。



けれど、むーちゃん達は夜の景色しか見れない。



岩に腰かけ、夜空を見た景色をいつか、昼間に見れればいいな…………。



いつか、むーちゃんと一緒に。累や、梅ちゃんや猗窩座達とも一緒に太陽の下を歩ければ…………。



そんな夢に似た幻想を現実に出来るように僕は鬼を斬る。



色んな場所に行き、むーちゃんの探してる青い彼岸花が見つかれば僕の夢を叶えれるかもしれない。



いや、絶対に叶える。









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