番外編・拾 ページ10
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辺りに渇いた音が響き、不死川の腕に赤く鞭の跡が残る。
無一郎「ひっ……!」
『あはっ!痛そうねぇ…もっと苛めてあげる!』
そう、何度も鞭を振り降ろす。
だが、必ずしも身体に当てる訳じゃ無い。
身体のすぐ側に態と外して次はいつ来るかと言う恐怖を与えているのだ。
そして、何度かそれを繰り返した後、Aは一旦鞭を床に置き、筆を取り出した。
宇髄「筆……?」
不死川「何するつもりだ……」
Aは筆で不死川の肌をツーッとなぞる。
不死川「っぁ…//…ぅぁ…!!」
痛みで敏感になった肌に柔らかい筆の先でなぞる事によって、より感度を高くしている。
感覚神経が浮き出てきた不死川の肌は普段なんか比べ物にならないくらい感じる様になっている。
抵抗出来ないまま、襲ってくる得体の知れない快感。
不死川は普段の性格とは全く掛け離れた甘い声を出していた。
『ふふっ、気持ちいでしょ…?』
不死川「そ……んなわけ……っぁ//……ねぇ……だろ……ぅっ……がぁ……//!」
口ではそうは言うものの、身体は正直に反応している。
Aはそれを見て口角を上げ、筆を持つ手を止めた。
焦らして自分から言葉にするまで放置すると決めたらしい。
次に宇髄の前に行く。
『さぁ、アンタは皆のを見てどの縛り方を好む…?』
宇髄「……俺は地味に縛られるより派手に縛りたい方なんだがなぁ…!」
見下ろすAを見上げながら強気に出る宇髄。
『そう。なら、縛られる気持ち良さをド派手に教えてあげる!』
他の皆みたいに素早く縛るのでは無く、ゆっくり、焦らすように優しく縛って行く。
確かに、今まで縛られてきた同僚達は痛がっていたが、気持ち良さそうにもしていた。
その考えは頭の隅にいて、人間の本能から気持ち良さを求めてしまう。
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廣岡唯 - あかんよwwwwww柱達どもが可哀想に南無阿弥陀南無阿弥陀 (11月15日 11時) (レス) @page10 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 炭治郎とカナヲと玄弥と善逸と伊之助みたい俺も見たいぞ (11月15日 11時) (レス) @page2 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - 焦らしぷれー性癖なんで嬉しいです() (2020年10月3日 1時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - R指定になってるの、多分番外編が原因ですよ。私は平気ですが。 (2020年8月13日 18時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 私は、このお話は大好きですが、そういうのは苦手なので、詳細はなしが良いです。二回目ですが、本当にこのお話が大好きです。更新頑張って下さい。! (2020年4月14日 21時) (レス) id: a03bb62dba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2020年1月24日 22時