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丗参 ページ36

side伊黒



鬼が出てくるのを待とうとしたが壁に追いやられて真横にコイツの腕がある。



は?



『ここには僕達二人しか居ないんだから口の包帯取って……?じゃないと接吻出来ない。』



え?



俺は混乱しながらも包帯を取った。



此奴は元が良い上に、何か今は色気見たいなのが出ていて、不可抗力だが顔が赤くなってしまった。



そんな、俺の気も知れず美累はそのまま俺の顎を持ち少し上に向けさせ、顔を近付けた。



『するよ?』



たった一言。それなのに美累は俺をその気にさせるには充分な色気を放ちながら聞いてくる。



伊黒「……………………あぁ。」



相手は男だ。そう自分に言い聞かせながらも肯定してしまった。



美累はそれを聞い、少し微笑んでから俺に優しく口付けた。



確かに触れ合う美累の柔らかな唇。



一瞬。ほんの一瞬触れ合っただけなのに、俺の心臓は凄く速く動いている。







鬼の気配が現れて美累が素早く刀を振る。



血鬼術で隠れていた二十数体の鬼共が現れる。



俺は戦闘態勢に入り、直ぐに攻撃しようとしたが、鬼の一匹が口を開いた。



鬼「チッ……いい所だったのに!!!あれ全部演技か?!騙しやがったのか俺達を!!」


鬼「え、でもでも!接吻はしてた!!たとえ演技でも美形二人が接吻してたのは神よ!!」



鬼「俺はあっちの蛇の野郎の方が攻めだと思うね!!」


鬼「いやあっちの紫の羽織の方でしょ!!普段は可愛い系なのに、夜になったら上になるっていう感じ!!」


鬼「だったら蛇の方だってそうじゃない?夜に上に乗って蛇で拘束してS〇プレイとかしてそうじゃない!!」




鬼「つーか、普通の接吻じゃなくて舌入れろよ舌ァ!!!」





言い合いしながらも俺達で色んな妄想を膨らませる鬼達。



何とも言えない顔になったが、それを直し直ぐ様切り替える。



美累は半分任せると言って技を放った。



俺もとっとと片付けたい一進で刀を振る。




伊黒「蛇の呼吸 伍ノ型 蜿蜿長蛇(えんえんちょうだ)



俺が終われば美累の方も終わった様でこっちに向かってくる。



丗肆→←丗弐



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廣岡唯 - あ…死ぬこの作品が神だ (11月15日 9時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しぬわこの作品が神すぎるっ! (2022年3月9日 16時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しむは (2022年3月9日 16時) (レス) @page26 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置 - いいですねそれ! (2020年9月28日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - 富岡の指定をしてる人たち!公式では、富岡でも冨岡でも…どっちでもいいと書いてありましたよ! (2020年6月19日 6時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月1日 22時

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