廿玖 ページ32
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『あの、僕なんで連れてこられたんですか?』
遡ること1時間前、飲み会から数日経った僕は御館様から休みを貰い山の中を歩いていたら伊黒さんに拉致られたのだ。
身長5cmぐらいしか変わらないのに良く肩に担げたなと思いますよホントに。
で、何も教えられずどこかの村に連れてこられましたよハイ。
伊黒「俺の任務を手伝え。」
『いつものネチネチありませんね。まぁ、手伝いますよ。
でも、伊黒さんが僕を頼るって珍しいですね。そんなに強いんですか?』
伊黒「強さは知らないが十二鬼月では無いだろう。だが、今回の任務は面倒臭い上に馬鹿馬鹿しい鬼だ。」
何馬鹿馬鹿しい鬼って……。
え、どゆこと??
伊黒「この村で何人もの恋仲が行方不明らしい。夜の人気の無い場所に近付くと必ず二人まとめて消えるらしい。が、その恋仲が普通のものじゃなくて男同志と言う何ともまぁ理解し難い関係の奴らを狙う鬼が居て、そもそも何故男が男を好きになるのかが理解で出来ないネチネチネチネチ」
『』
え?後半ただの悪口じゃん。
じゃなくて、え、いやまぁ何となく僕が呼ばれた理由は分かるけど、分かるけどもその鬼腐ってるじゃん(物理的にでは無く精神的というか趣味というか。)←
『取り敢えず僕と恋仲の振りをしてさり気なく人気の無い所に行き、鬼が現れた所を叩き切るって事でいいですか?』
伊黒「あぁ。こんな奴と恋仲の振りをしなければいけないのが不本意だが任務だから仕方が無い。本来ならお前と恋仲なんて真っ平御免だからなネチネチ」
嫌ならなんで僕を連れてきたんだよ…。
不死川さんとかにしとけよ!!
『じゃあ、昼間の内にこの村にいる恋仲の人達に夜になったら出歩かないように伝えに回りましょうか。
万が一出てしまった時の為に藤の花も持たせて置きましょう。
僕は北の方から回りますんで伊黒さんは南側からお願いします。』
僕そう言い、持ってた藤の花の半分を伊黒さんに渡して北側に移動する。
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廣岡唯 - あ…死ぬこの作品が神だ (11月15日 9時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しぬわこの作品が神すぎるっ! (2022年3月9日 16時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しむは (2022年3月9日 16時) (レス) @page26 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置 - いいですねそれ! (2020年9月28日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - 富岡の指定をしてる人たち!公式では、富岡でも冨岡でも…どっちでもいいと書いてありましたよ! (2020年6月19日 6時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月1日 22時