拾壱 ページ13
sideA
目を開けると木製の天井が見え、僕は何故か浴衣を着て布団に入っている。
あっれれ〜?おっかしいぞ〜?←
え?いや、僕
誰か運んでくれたのかな?
いやまぁ、別にそれはいいけど誰が着替えさせたんだ……?
スパン
障子が開く音が響き、顔をそっちに向ける。
『……』
時透「……」
そこには時透さんがいらっしゃった。←
え、時透さんが僕を運んだの?
え?え?こんな可愛らしい子が?!
時透「今何か失礼な事考えてなかった?」
『可愛いなと。』
時透「僕男だけど」
『見れば分かります。』
時透「可愛いなんて言われても嬉しくない。」
『じゃあ、格好良いです。運んでくれてありがとうございます』
時透「別に」
時透さんはそう言ってそっぽを向く。
耳ほんの少しだけど赤いし照れてるのかな?
うん。可愛い(頭抱え)
え、僕より一つ上でしょ?何でこんなに可愛いの??
もういいや。
時透「風呂、入って来たら?血塗れだったし女将さんが身体拭いてくれたらしいけど気持ち悪いでしょ。」
『あぁ、じゃあ行ってきます。』
僕は手拭い等を持って風呂場に向かう。
幸いさらしや下着は血が着いていなく、綺麗なままだった。
風呂に入ってゆっくり今回の任務の事を考える。
あ、勿論女風呂ね?!
いくら男に思われてるからって男風呂入ったらただの変態だろ。
しっかり洗って数十分温もってから上がった。
髪を拭き、肩に手拭いを掛けて部屋に戻る。
正直、止血して血は出てなかったけどお湯が沁みてクソ痛かった。
時透「おかえ……り………」
何か途切れ途切れだったけど返事してくれた。
可愛い。←
『どうかした?』
時透「いや……別に」
??
部屋に布団が二枚敷いてあるから時透さんもここで寝るらしい。
別に僕は気にしないから良いけど寝相悪いから時透さんに迷惑かけそう……←良くない
時透「そろそろ寝る?」
『そうだね。』
さっきまで寝てたのが嘘のように眠気が来て直ぐに意識が落ちていった。
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大正コソコソ噂話
Aは寝相が悪く、人がいる方に転がって行ってしまうそう。
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廣岡唯 - あ…死ぬこの作品が神だ (11月15日 9時) (レス) @page39 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しぬわこの作品が神すぎるっ! (2022年3月9日 16時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
わね - あ”しむは (2022年3月9日 16時) (レス) @page26 id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
包帯無駄遣い装置 - いいですねそれ! (2020年9月28日 20時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
胡蝶 恵 - 富岡の指定をしてる人たち!公式では、富岡でも冨岡でも…どっちでもいいと書いてありましたよ! (2020年6月19日 6時) (レス) id: af2cedb42a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五月雨雫 | 作成日時:2019年11月1日 22時