■ 喧嘩するほど… ページ34
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「今日はＢ組との合同演習らしいぜ！」
「おお！ どんなもんか楽しみだな！」
「う、うんっ」
緑谷出久は午後の演習のため、指定の訓練場に向かった。
上鳴と切島が言っていた通り、今日の演習はＡ組とＢ組の合同。
すでに集まっている生徒たちは、コスチュームが冬仕様になったと盛り上がっていた。
どちらも気合いを入れて激を交わし合う中、調子に乗る物間を黙らせながら相澤が特別参加者と称してある人物を紹介した。
「ヒーロー科編入を希望している普通科Ｃ組、心操人使君だ」
「あ〜〜〜〜〜〜！！」
「心操ーーーーーー！！」
意外な人物の参戦に驚きの声があがる。
「それと」
相澤は自分の真後ろにいる人物が見えるように、１歩横へとずれた。
「経営科Ｉ組、轟A」
「へ……！？」
ジャージを着て髪をポニーテールにしているAが立っていた。
(まさかAさんもヒーロー科を希望！？ 以前は断ったって言っていたけど、気が変わったとか！？)
来るのか……とうとう……。
Aの実力を知る両クラスの誰もがごくりと喉を鳴らした。
「ま、待ってください！ その言い方だと私もヒーロー科編入希望みたいに聞こえるんですけど！」
「……違ったか？」
「違います！ただの見学です！！レポート作成のための！」
とぼける相澤に文句を言いながらAは力いっぱい訂正した。
＊
チーム分けが終わり、対戦チーム以外は見学スペースにて観戦となった。
緑谷はよく見える場所を確保し、ノートとシャープペンを構えて訓練の様子を映し出す画面を見上げた。
「緑谷君、隣良い？」
「え、あ、どうぞどうぞ」
Aも目的を同じくしてこの場所へと移動してきた。
「Aさん、１人？」
「２人に見える？」
「そ、そういうんじゃなくって、かっちゃんと一緒じゃなくていいの？」
「今は授業中だよ。私は別に“爆豪君”に会いに来たわけじゃないし。レポートのためにここにいるんだし」
「あ、そうだよね…………うん？」
今、Aは“爆豪君”と呼ばなかっただろうか。
それに爆豪の名前を出した途端、不機嫌になったような……。
そういえば、Aが合流してから爆豪と話しているところ見ていない。
(え、まさか……喧嘩？)
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文月 - 初めまして。すごく素敵な作品でここまで一気に読んでしまいました！！絵もすごく好きです！！！ (2018年9月28日 11時) (
レス) id: 14f4662f66 (このIDを非表示/違反報告)
瑠嘉 - リクエスト答えていただきありがとうございます。 (2018年9月16日 15時) (レス) id: efb6f4c834 (このIDを非表示/違反報告)
∞Aria∞(プロフ) - 絵のかっちゃん好きすぎる…夢主可愛すぎる…サイコー…… (2018年8月31日 20時) (レス) id: 77272a15db (このIDを非表示/違反報告)
舞華 - ほんっとうに絵がお上手ですね！羨ましいです！ (2018年8月31日 0時) (レス) id: 388f25156a (このIDを非表示/違反報告)
瑠依(プロフ) - イラストが変わってるの凄く良いです！カーディガンのシチュも好きです！あとTwitterやってますか？ (2018年8月31日 0時) (レス) id: d76a55fa5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年8月10日 21時
