３２６話「写真」 ページ42
サ「え......？」
目に入った写真は......私達も良く知る人物だ。
アリ「ん...？なんだ？写真か...？」
サ「あの...これ......。」
アリスさんは後ろにいたから目に入ってなかったみたいで、サラちゃんが恐る恐る...その写真をアリスさんに見せた。
アリ「......。」
左手にコーヒーを持ち、右手で携帯を持って撮影者に目を向けるレコさんの写真がアリスさんの目に入る。
驚きの余り、アリスさんは固まった。
アリ「レコ...！？
なんだこれは...！！いつの写真だ...！？」
サ「この写真...なぜこんな所に...？」
アリ「わからん...だが...！
写ってる場所は...見覚えがある...。
昔、レコがよくバンドメンバーと行ってたカフェだ...！」
『じゃあ、撮影者はバンドメンバーの誰かなのかな...？』
でも...そうだとしたら...ここに写真があるのは...おかしいよね？
アリ「.........。」
アリスさんはこんな所にあるはずが無いレコさんが写った写真を見たまま動けずにいる。
ギ「明かりを点けて、もっとよく見てみるニャン！」
灯ろうと呼ばれたそれのスイッチを入れるとぼんやりとした光が部屋を包む。
アリ「うおおおおぉぉぉ！！」
ギン君が灯ろうに明かりを点けるとアリスさんが苦しそうに叫び声をあげ、頭を抱えた。
サ「アリスさん...！！」
ギ「シマシマ...！！どうしたワン！？」
アン「ちょっ...！急にどうしたのさ！？」
頭を抱えたまま苦しそうにうずくまるアリスさんに...呼びかける皆の声は届かない。
途中途中、アリスさんの口からこぼれる言葉は...声にならない叫びの様なものだった。
アリ「ヒヨリ......ソウ...。」
『！？』
そして、急に立ち上がったアリスさんの口から...ソウさんの名前が出てきた。
アリ「ふざけ...やがって...。」
そしてまた...床にズルズルと座り込む。
サ「アリスさん...！！
いったい、どうしたんですか...！！アリスさん...！！」
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
