３２７話「憤り」 ページ43
アリ「グルだ...。
警察も検察も...すべて...アスナロと繋がっている...！！」
ギ「な、なに言い出すニャン！？」
アリ「血なんか出ていなかった...！！
あの時のミドリは...！！」
は...？
血が...出てない？
アリスさんが...ソウさんを殺したのに...？
アリ「すべてねじ曲げられ...オレは殺人犯として...！！」
『黙って...！！』
思わず感情がこぼれ落ちる。
アリ「は...？」
溢れ出したそれを留めておく事が出来ずに次々と口から言葉が飛び出で来る。
『どう言う事！！！
だって...貴方が...ソウさんを殺したんでしょ...？
どんな殺し方をしたのかは...知らないけど...血が出てないって...初めからソウさんが人形だったとでも言いたいの...！！』
ソウさんが死んでしまったのは...理解してる。
それをアリスさんが心の底から反省していたから...責められなかった...私は死を受け入れざるをえなかった。
なのに......血が出てないって何よ！！
彼は...ソウさんは...生きてた...。
温もりも...鼓動も...人間の物だった。
人形なんて紛い物じゃ無かった...。
アリ「っ......。」
ソ「A...落ち着こう。
気持ちは理解してあげられる...でも、今はアリスさんの話を聞こうよ。」
『はぁ...はぁ......。
............すみません...でした。
取り乱してしまいました。』
アリ「あ、あぁ...でも、オレはアイツを許せない...。
あの事件はオレだけの...不幸じゃ無かったんだ。
もちろん、オレが本当に殺したか殺してないかは別として...星宮 A、アイツの存在の有無がオマエの人生に大きく関わってる事は理解してる...。」
『.........。』
ギ「シマシマ...それに、A姉ちゃんも...。」
アリ「うっ......。
ギン...悪いがその灯ろう、消してくれるか...。
その光を直視すると...頭が痛くてな...。」
ギ「う、うん！
大丈夫ニャン...？」
アリ「フン...少し...取り乱したな...。」
サ「少し休んで下さい...今は無理しちゃダメです...。
Aさんも...。」
アリ「...ああ。」
『......うん。』
ダメ...だな...。
ソウさんへの気持ちを薄れて行ったと思ったら...何度も...その度に...蘇って来る。
シンさんが好き...その気持ちは揺らがないのに...ソウさんが何時も視界にチラつく。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
