１５９度 ページ45
グレイとリオンが睨みあっていると、遺跡が轟音をたて震えはじめた。
「また遺跡が震えてやがる……」
「月の雫の儀式が始まったのだ…デリオラの氷が溶けはじめている」
デリオラの氷。リオンの言葉にグレイの心が重くなるのを感じた。本当に、リオンはそれをウルだとは考えていない。
心のどこかで師匠の名を呼びながらグレイはゆっくりとリオンを見つめた。
「どうやら、ここまでだな…お前達には止められなかった」
Aは溶け始めであるなら被害を食い止められる。と思い遺跡の頂上に向かおうとする。
「っー、」
鈍い唸りをあげたリオンの氷の鳥が視界の隅で動いたのが見えた。その場から思いっきりジャンプするとすぐに自分のいたところに氷の鳥が突っ込んだ。
「行かせんぞ、氷を全て溶かすまではな…」
眉をひそめる。リオンの目がつり上がりその目に確かな意志を感じた。
「オレはこの時をどれだけ待っていた事か…。10年間仲間を集め、知識を集め、ようやくこの島の事を知った……月の光を集める島、ガルナ」
リオンの氷の鳥がグレイを襲う。それを何とかよけて顔を上げる。
「オレ達はブラーゴからデリオラを運び出した…それが3年前だ」
再び攻撃が襲う。しかし、グレイも盾でそれを防ぐ
「こんなくだられねえ事を3年もやってたのか…」
「くだらん…だと？この10年間、ギルドで道楽してた奴がよく言えたものだな!!!」
グレイの言葉にリオンが声を荒げる。Aは何も言わずその行く末を見守った。グレイは一瞬、目を見開いたがすぐに困ったような苦笑いが広がった。
「リオン、オレはウルの"西の国に行け ば私より強い魔導士は山ほどいる"って言葉信じただけさ。そこでたどり着いたのが妖精の尻尾だ。確かにすげえ魔導士が山ほどいた、信じれなかったよ」
グレイは幼き頃したマスターとの会話を思い出す。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
みんなから一言！
ｼｭﾗ「いつもありがとうな！お気に入りとかもしてやってくれ！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 212人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
海姫(プロフ) - ウェンディさん» ウェンディさん！ コメントたくさんありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2015年12月2日 1時) (
レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - やっぱりとっても面白いです！頑張ってください！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - あ！また、続編の方でお話しましょう！^^ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 本当ですか！！///凄く嬉しいぜす！^^ありがとうございます！ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - レインさん» いやいや！レインって名前も素敵です！私雨が好きなんでレインってとっても素敵だと思いますよ！レインさんに応援してもらえて私嬉しいです！ (2014年6月10日 21時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海姫 | 作成日時：2014年1月6日 18時
