立場逆転 8 ページ8
貴「ツナはリボーンさんが言ってた意味が気になるんだよな」
ツナ「う、うん…だってAに悪いことが起こるなら、やっぱり今回のパーティーは中止にしてもらいたいし…。」
ボンゴレや9代目のためを思うなら、きっとそんなこと言ってられない。
でも俺にはマフィアのこと以上に、Aのことが…Aを守ることが大切なんだ。
9代目『君にAさんに関する大事な話をしよう』
俺のその気持ちがわかってるから、9代目もボンゴレに関する話じゃなくて、Aに関する話だって言ってくれたんだと思う。
貴「まあ、良い事ばかりじゃないのは確かだよな。もともと私は9代目の幹部の一部に『裏切り者』という疑惑をかけられて、仕方なく消えた存在。
全てのことが明かされて支持者が増えたとはいえ、必ず反対する者はいる。」
Aはブラックのコーヒーにミルクを落とすと、くるくるとスプーンをかき混ぜた。
貴「それに、虹の守護者に戻れば…残念ながらしばらくの間、ヒットマンの仕事は休むことになるんだ」
ツナ「え？なんで？」
貴「もともと『虹の守護者』だとバレないように過ごすための隠れ蓑…
実はボンゴレ上層部の人間だったとバレることになれば、今までみたいな下っ端がやるような仕事は任せてもらえなくなる。
でもオレは、そうやってfloristとしての地位を失くしたいわけじゃないんだ。」
ツナ「…そっか。
floristはAが力を失ってから…自分の努力で積み上げて来た立場だもんね」
代理戦争を終わらせるためにリングも力も手放したA。最強の座から一気に何も持たない状況にまで落ちた実力を、Aは努力してもう一度積み重ねてきた。
floristの名はそんな等身大のAが成長してきた証。それを『虹の守護者』という無理やり与えられた立場に吸収されるのは嫌なのかもしれない。
貴「そ。だから、できれば２つの顔は分けておきたいんだ。でも虹の守護者に就任してしばらくはそれも難しいだろう。オレのことを調べようとする輩は多いだろうからな。」
ツナ「…俺、そんなことまで考えてなかった。」
ただAが喜ぶって聞いて、それが嬉しくて了承してしまった。
それに…本当は心のどこかでAにボンゴレの人間になってほしい気持ちがあったのかもし」ない。
そうすれば、floristの時とは違って、いざという時にAを守る大義名分ができるから。
なんて…自分はボンゴレ10代目になりたくないって散々喚いてきたくせに。
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らっく(プロフ) - ようやく3に行きます！最近放置しすぎてたのでもう殿堂入りは無理かなと思いつつ更新していたら、なんとすごく評価の投票数が伸びました…みなさんのおかげです！コメント下さった方、お気に入り登録して下さった方もありがとうございます！ (2019年3月13日 17時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» 本当にお久しぶりですー！更新遅くなってすみませんでした。3月はまだ更新できますので、引き続きお待ちください！ (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 槻藤 都咲さん» お返事が遅くなってすみません！初めから読んで下さったのですね、本当にありがとうございます！またぼちぼち連載しているのでまたお暇な時にでも読みに来てくださいね。 (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
さむら - 久々の大量更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 1357e2988b (このIDを非表示/違反報告)
槻藤 都咲(プロフ) - 1話から見させてもらってますが凄く良い作品ですね。 (2019年2月14日 2時) (レス) id: f4cb8543e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年10月21日 14時
