音信不通 1 ページ47
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校舎を抜け出して向かった先は、ラ・ナミモリーヌ。
カフェスペースの窓越しに中を見ると、そこにはもうオレが会いたい人物が待っていた。
オレは急いで中に入り、彼女の前に立つ。
貴「ごめんね、急に呼び出して。」
コウ「いいえ！A様と2日連続で会えるなんて、至福の極みです！」
昨日のうちに連絡先を交換していたオレは、先ほど彼女をここに呼んだ。
コウちゃんは見合いパーティーで疲れることを見通して、あらかじめ今日は学校を休むつもりだったらしく、すぐに応じてくれた。
コウ「A様、学校はよろしいんですか？」
貴「ああ、うん。君に会いたくて抜け出してきたんだ。昨日からずっと君のこと考えちゃって…また話がしたくなっちゃってさ。」
無意識に口説くような文句を言うと、彼女は顔を真っ赤にしていたが、オレはそれに気づかずにドリンクメニューに目を通す。
彼女の目の前に飲みかけのオレンジジュースのグラスがあるのを見て、オレも同じものを店員に頼んだ。
貴「またいくつか聞きたいんだけど、いいかな？」
コウ「はい！A様に私のことを知っていただけるなんて光栄です！」
貴「ありがとう。まず、これは確認なんだけど
君はなんで昨日、あのパーティーが『虹の守護者を探すため』の催しだって知ってたの？」
同盟ファミリーに伝えていたのは『ツナの婚約者を探している』と言うことだけだったはずだが、彼女はあのパーティーの真の狙いを知っていた。それが少し気になっていた。
コウ「あら、それならきっと私だけでなく他のファミリーも薄々知っていたと思います。
『9代目はボンゴレ10代目の婚約者を虹の守護者として幹部にするつもりだ』ってウワサが流れてましたから。」
また、【ウワサ】か…。
少し事実とは違うが、そんな内容まで漏れていたとは
貴(やっぱり敵は、ボンゴレ内部にも…？)
コウ「そのウワサを聞いた時は、本物の虹の守護者たる資格を持つ私が参加してしまったらボンゴレの婚約者に仕立てられてしまうんじゃないかと不安だったのですが、
まさかA様のことだったなんて。
あっ、A様はもしやツナ先輩の婚約者希望ですか！？」
勢いよく前のめりになった彼女に、オレは苦笑いで答える。
貴「いや、その予定はないよ。
ツナとオレは親友だから」
コウ「親友…ですか。
そっか、そうですよね！」
嬉しそうに笑った彼女が座り直し、オレはドリンクを店員から受け取りながら次を続けた。
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らっく(プロフ) - ようやく3に行きます！最近放置しすぎてたのでもう殿堂入りは無理かなと思いつつ更新していたら、なんとすごく評価の投票数が伸びました…みなさんのおかげです！コメント下さった方、お気に入り登録して下さった方もありがとうございます！ (2019年3月13日 17時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» 本当にお久しぶりですー！更新遅くなってすみませんでした。3月はまだ更新できますので、引き続きお待ちください！ (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 槻藤 都咲さん» お返事が遅くなってすみません！初めから読んで下さったのですね、本当にありがとうございます！またぼちぼち連載しているのでまたお暇な時にでも読みに来てくださいね。 (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
さむら - 久々の大量更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 1357e2988b (このIDを非表示/違反報告)
槻藤 都咲(プロフ) - 1話から見させてもらってますが凄く良い作品ですね。 (2019年2月14日 2時) (レス) id: f4cb8543e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年10月21日 14時
