パーティーの始まり 3 ページ29
貴「このリングの力は、今の私の実力を持ってしても…まだ扱いきれないものだと思っています。だから、なるべく戦闘に使わないようにしたいんです。」
幸いオレはリング無しでも炎を使うことができる。その分、体への負荷は大きいが…数時間霧の炎を出すくらいならばなんということはないだろう。
体に負担がかかることよりも、このリングを制御しきれない可能性の方が今はまだ怖い。
世界の根幹すら変えてしまった力を、自由自在に使えるほどの自信は…オレにはないんだ。
リボ「そうか。
リングを人前に取り出す時は最善の注意をしろよ。」
貴「ええ、分かっていますよ」
今回の虹の守護者の炙り出しの狙いが分からない現在。その目的がこのリングである可能性は大いにある。
オレ以外の人間にこのリングを使えることはないけれど…奪われないように気をつけることは必要だ。
貴「それにしても、ツナ…大丈夫ですかね。
お見合いなんて」
リボ「必要最低限のマナーは身についたんだ。
あとは人前で大ポカしなけりゃなんとでもなる」
貴「そういうもんですかね。
たくさんの女の人に囲まれるのに緊張して、マナーも何もかも頭から吹っ飛びそうですけど」
それに…フラれたとはいえ好きな人の前で見合いさせられるなんて…ちょっとかわいそうだよな。
貴「…あの、やっぱりオレだけ控え室で待ってたりしちゃダメですか？」
突然の提案に、リボーンさんは首をひねる。
リボ「ん？主催側としては、護衛対象が一緒に行動しててくれた方が助かるんだが…俺やツナと行動するのは嫌か？」
貴「嫌、というか…」
リボーンさんにそのまま『ツナがかわいそうだから』なんて言って良いんだろうか？
そもそもツナは、私にフラれたことをリボーンさんに話してるのか?
もし話してないんだとしたら、私の口から勝手にそんなことを吹聴するのは…悪い気がする。
なんと答えて許可してもらうか、それとも自分の提案を引っ込めるかで考えあぐねていると、見かねたリボーンさんが口を出した。
リボ「お前、やっぱツナのことフったのか？」
その指摘にぎくっとしながらも、私はゆっくり頷いた。
貴「…その言い方からすると、ツナに聞いていたわけではないんですね」
リボ「ああ。あいつがお前の家から帰ってきてから様子がおかしかったんでな、もしかしたらと思ってたんだが…今のAの様子を見て確信した」
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らっく(プロフ) - ようやく3に行きます！最近放置しすぎてたのでもう殿堂入りは無理かなと思いつつ更新していたら、なんとすごく評価の投票数が伸びました…みなさんのおかげです！コメント下さった方、お気に入り登録して下さった方もありがとうございます！ (2019年3月13日 17時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» 本当にお久しぶりですー！更新遅くなってすみませんでした。3月はまだ更新できますので、引き続きお待ちください！ (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 槻藤 都咲さん» お返事が遅くなってすみません！初めから読んで下さったのですね、本当にありがとうございます！またぼちぼち連載しているのでまたお暇な時にでも読みに来てくださいね。 (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
さむら - 久々の大量更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 1357e2988b (このIDを非表示/違反報告)
槻藤 都咲(プロフ) - 1話から見させてもらってますが凄く良い作品ですね。 (2019年2月14日 2時) (レス) id: f4cb8543e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年10月21日 14時
