すれ違いはもう終わり？ 5 ページ14
Aは俺の意見を聞いたかと思うと、少し考えてから、傍らのウルをひとなでして答えた。
貴「…ツナは巻き込みたくないって思ってるんだろうけどさ、残念ながらボスのためにどんな騒動でも巻き込まれるのが守護者たちの使命なんだよ。」
ツナ「…リボーンもそう言ってた。
けど…たとえそうだとしても、守護者とかファミリーとかの前に、みんな俺の大事な友達なんだ。
第一俺は、マフィアのボスにはならないんだって！」
貴「ツナやオレがそう思ってても、周りはそう思ってねえわけだろ。
それにオレがもし獄寺たちの立場なら…ちゃんと教えてほしいと思う。
継承式みたいなことがあったからこそツナを守りたいと思う。」
ツナ「…。」
『今回、俺から守護者たちに知らせることはしねえ。言うか隠し通すかはお前が決めろ』
それは同じ相談をした時にリボーンが言った言葉。
言わない方がいいってことは十分にわかってる。でも、みんなに隠しごとをするなんて…嘘をつくなんて、していいのかな。
それって俺を信じてくれてるみんなを裏切ることになるんじゃないかな。
貴「…まあ、オレもツナの気持ちはわかるけどな。」
苦笑いでAはそう俺に共感の気持ちを示してくれた。
ツナ(そういえば継承式の時も…Aはこうして俺の気持ちを聞いてくれたっけ)
あの頃の記憶が脳裏をかすめながら、それでもAの声に、現実に引き戻される。
貴「なら、ザックリとしたことだけ伝えておいてパーティーには来させない方向で行くか。」
ツナ「え！？そ、そんなこと出来るかな」
貴「『見合いパーティー』じゃなくて『虹の守護者の就任パーティー』って説明すればいい。厳密に言えば嘘はついてないだろ？
9代目が主催で行うから、出席はオレとツナだけでいいってことにしとけばさ」
ツナ「そ、そっか！それならボンゴレで起こってる変な噂のことも話せるし、なんとか獄寺くんたちをパーティーに参加させないこともできるかも！」
Aの名案を借りることにして、俺たちは口裏を合わせるためにそのまま話し込む。
貴「ひとまず今日中に伝えて、しばらく身の回りを警戒してほしいことだけは伝えておくべきだ。なにも知らないで無防備でいると敵に狙われた時対処できないからな」
ツナ「わかった。」
貴「9代目にはその旨をオレから伝えておく。
今日もこのあとホテルで色々と話し合う予定だからな」
ツナ「リボーンには俺から言っておくよ。
他の皆にも。」
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らっく(プロフ) - ようやく3に行きます！最近放置しすぎてたのでもう殿堂入りは無理かなと思いつつ更新していたら、なんとすごく評価の投票数が伸びました…みなさんのおかげです！コメント下さった方、お気に入り登録して下さった方もありがとうございます！ (2019年3月13日 17時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» 本当にお久しぶりですー！更新遅くなってすみませんでした。3月はまだ更新できますので、引き続きお待ちください！ (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 槻藤 都咲さん» お返事が遅くなってすみません！初めから読んで下さったのですね、本当にありがとうございます！またぼちぼち連載しているのでまたお暇な時にでも読みに来てくださいね。 (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
さむら - 久々の大量更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 1357e2988b (このIDを非表示/違反報告)
槻藤 都咲(プロフ) - 1話から見させてもらってますが凄く良い作品ですね。 (2019年2月14日 2時) (レス) id: f4cb8543e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年10月21日 14時
