立場逆転 1 ページ1
ツナside
休日に訪れたホテルのロビーで、俺はそわそわとしながら受付の人と話し終えたリボーンを待つ。
リボ「9代目は来客と食事中らしい。
少し待つぞ」
ツナ「う、うん」
肩の上に戻ってきたリボーンの指示に従って、ロビーのソファーに座った。
まばゆいシャンデリアが照らすフロア。
このホテルに来たのなんて、代理戦争でXANXUSたちに同盟を断られたとき以来だっけ。
ツナ「そういやXANXUSたち、最近どうしてるのかな。よくAと仕事してるのは知ってるけど…」
何気なく言葉をこぼすと、すぐに威圧感のある声が返ってきた。
ザン「軽々しく呼ぶんじゃねえ」
ツナ「ひいっ、ご、ごめん…！
って、XANXUS！？」
リボ「ちゃおっス、お前も来てたのか」
俺の斜め前のソファーにどかっと座ったXANXUSは俺をギロリと睨むとリボーンを一瞥した。
リボ「今日、お前はAに仕事を依頼してたはずだが…お前がここにいるということは、Aもここにいるんだな。」
ツナ「えっ！じゃあ9代目と食事中の来客ってA！？」
Aが9代目と話してる。
その内容は十中八九、俺の婚約者を探すパーティーの件なはず。
リボ「なぜ9代目が突然こんな催しを開いたのか、お前知ってるか？」
ザン「知ってたとしたらなんだ。
俺がお前らに親切に教えてやるとでも思ってんのか？」
リボ「…まあいい。俺たちは最初から9代目に聞くつもりでここまで来たんだからな」
相変わらずおっかないXANXUSと普通に話すリボーンの対話に俺はビクビクとしながら縮こまっている。
それを不快そうに眺めてから、XANXUSは何かを考え直したに言った。
ザン「一つ、教えといてやる」
ツナ「え？」
ザン「花村はお前の婚約者になれというジジイの頼みを正式に断った。」
ツナ「！」
Aが9代目に呼ばれた理由って、やっぱりそのためなんだ…。
それを…Aは断った。
だってAは俺を好きじゃないから。
リボ(わざわざそれを言うとは、こいつ結構性格悪いところあるよな)
珍しくニヤッと笑うXANXUS
その視線に気づかず、俺はうつむきがちに…少し間を置いてから言った。
ツナ「…それで、良いと思う」
ザン「あぁ？」
ツナ「Aが自分の気持ちを無視して、誰かに頼まれて俺の婚約者になることを選ぶより、そうやってハッキリ断ってくれてよかったと思う。
…俺もそれで心置き無くパーティーへの出席を断れるんだし」
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らっく(プロフ) - ようやく3に行きます！最近放置しすぎてたのでもう殿堂入りは無理かなと思いつつ更新していたら、なんとすごく評価の投票数が伸びました…みなさんのおかげです！コメント下さった方、お気に入り登録して下さった方もありがとうございます！ (2019年3月13日 17時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - さむらさん» 本当にお久しぶりですー！更新遅くなってすみませんでした。3月はまだ更新できますので、引き続きお待ちください！ (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 槻藤 都咲さん» お返事が遅くなってすみません！初めから読んで下さったのですね、本当にありがとうございます！またぼちぼち連載しているのでまたお暇な時にでも読みに来てくださいね。 (2019年3月13日 16時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
さむら - 久々の大量更新嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2019年3月10日 17時) (レス) id: 1357e2988b (このIDを非表示/違反報告)
槻藤 都咲(プロフ) - 1話から見させてもらってますが凄く良い作品ですね。 (2019年2月14日 2時) (レス) id: f4cb8543e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年10月21日 14時
