続く想い 3 ページ8
それから俺は、何度もAに言おうとした。
でも、Aの『ずっと一緒にいる』って言葉を信じられずに自分から突き放した俺が…今さらAに『両想いだったから付き合いたい』なんて言うのはひどく身勝手に思えて…
結局俺は、何も言えないまま
そしてAを諦めることもできないまま
親友としてAの隣にいる。
獄寺「10代目！」
山本「ツナ、A。席取っといたぜ」
四角い盆に乗せた定食を手に、混んでいる食堂の中を見渡していると
先に来ていたらしい2人が手を振った。
その好意に甘えることにして、俺とAは席につく。
隣に座ったAのお盆の上では、作りたてのきつねうどんが湯気を立てていた。
貴「いや〜クラスが分かれると昼くらいしか顔合わせ無いから寂しいな」
高校に入って、俺たちと獄寺くんたちは初めてクラスが分かれた。
同じAクラスなのは俺とAと炎真としとぴっちゃん。
隣のクラスは山本と獄寺くんと水野薫くんだ。
入学当初は獄寺くんが職員室に怒鳴り込んで大変だったけど、1ヶ月近くなだめ続けてようやく彼は現状を受け入れたらしい。
獄寺「登下校も顔合わせてるだろうが」
貴「そうだけど、今朝みたいに『私』が任務で遅刻しかけた時なんかは一緒に学校行けてないだろ。」
Aが『私』というのを聞くのに、いまだに少し慣れてない自分がいる。
Aは恋愛をやめてからまるで昔の彼女のように戻った。
でも、それは俺に対してだけで、Aの中に芽生えた『女の子としての自我』がなくなったわけじゃないみたい。
男装は続けてるけど女子制服をちゃんと着てくることもあるし、相変わらずの男言葉だけど
仲の良い人と話してる時だけは今みたいに『私』と漏らす。
それがきっとAなりの心を許しているサインなんだと俺は思った。
貴「…それに、一緒にご飯食べても
人目が気になってあんまり話せないし」
そう言って、Aはおあげを一口かじってから静かに周囲を見た。
周りにはチラチラとこちらに視線を送る男女。
そう。Aや獄寺くん、山本の人気は高校に入ってからも衰えず…むしろ前よりも勢いを増していた。
特にAは中学の頃から他校生にも人気があったことから、いろんな中学出身の人が集まるこの高校でファンクラブ会員数が激増したらしい。
貴「人が飯食ってるところジロジロ見て楽しいかね」
Aはめんどくさそうにそう言ってうどんを啜った。
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らっく(プロフ) - オハオハ＃さん» 初めまして、コメントありがとうございます。とんでもございません、まだまだ拙いところがたくさんありますが、これからも文章力を磨けるように頑張っていきます！オハオハ#さんも頑張ってくださいね！ (2018年10月19日 10時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - まおさん» こにちは、コメントありがとうございます！Twitterフォローしてくださってるんですね。なるべく鍵アカのほうでフォロバしてるつもりですができていなければお声がけくださいね。応援ありがとうございました！ (2018年10月19日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
オハオハ＃ - とても面白いです。高評価させていただきました。私も今日初めてリボーンの小説を投稿しましたが私より文章力があってうらやましいです！これからも更新頑張ってください。 (2018年10月15日 20時) (レス) id: c0c82837f5 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - こんにちは(^○^)らっくさんの作品は最初から今まで楽しく読ませていただいています。これからも、更新頑張って下さい＼(^-^)／応援しています。ちなみにTwitter藻、フォローさせていただいています。 (2018年10月15日 11時) (レス) id: ced873899f (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価・お気に入り登録増えてて嬉しいです！最近はお気に入り作者にも登録してくださる方が増えてウキウキです〜ありがとうございます〜！ (2018年10月14日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年9月8日 18時
