←方通行な想いたち 6 ページ32
白蘭「ちょっとイッちゃってるタイプなのかな」
貴「そこまでじゃねーと思うけど、少し怖いんだよな…。ま、でもなんか憎めないし嫌いではないんだけど。」
よっと声をあげながら紙袋を肩にかけ、Aは俺の方を向いた。
貴「あー…悪い、ツナ。荷物できたしやっぱり今日は帰るわ。」
ツナ「そっか…
あっ、良かったら家まで荷物持つの手伝おうか？」
ハル「そうですよ！たくさんあるんだからAさん1人じゃ大変です！」
白蘭「いや、その役は僕がやるよ。
Aちゃんの家まで行ってたら、綱吉クンの家通り過ぎちゃうでしょ」
ツナ「それはそうだけど…」
遊ぶ約束が反故になって残念がる俺に気づかずAはニッと笑った。
貴「気遣ってくれてありがとな、みんな。
オレは白蘭こき使って帰るから、みんなはゲーム楽しんでくれよ。クリアできたら結末がどうなかった教えて」
白蘭「じゃあね、綱吉クンたち♪」
歩き出したAのあとを追う白蘭とまた目が合う。その不敵な瞳に思わず目をそらしながら俺は京子ちゃんたちの方を振り返った。
ツナ「じゃあ、残念だけど今日はAたち抜きで楽しもっか」
京子「うん、そうだね」
ハル「Aさんに結末を教えるためにがんばりますよ！」
獄寺「お前、ゲームとかやったことあるのか？」
ハル「ありますよ。育成ゲームばかりですけど…」
京子「私もそんな感じかな。あんまり難しくないといいね」
またいつもの雰囲気に戻ったみんなを横目に、俺はまだ前方を歩く白蘭たちの姿を見つめている。
ツナ(…A…)
前にも何度かこういうことはあった。
Aが何か大きな紙袋をもちながら俺の家に寄ってきたことが。
あの時は紙袋の中身がファンレターだとは知らなかったけど、きっと今日みたいに下校中にコウって子に持たされたものだったんだろう。
…あの時は…ファンレターを受け取っても俺の家にわざわざ寄っていってくれたのに、今日は来てくれなかったな…。
ツナ(もしかして、白蘭と2人きりになりたかったから…？)
一瞬そんなことを思ってしまう嫌な脳裏を、すぐに振り払う。
ツナ(そんなわけないだろ！本当に早く帰りたかっただけだって！Aも言ってたじゃん。
俺ってこんなことですぐAを疑うからダメなんだよな…)
久しぶりに白蘭に会ったせいか、不安を煽られるような焦燥感に駆られてしまいながらも、俺はなんとかそれ以上嫌なことを考えないように努めたんだ。
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らっく(プロフ) - オハオハ＃さん» 初めまして、コメントありがとうございます。とんでもございません、まだまだ拙いところがたくさんありますが、これからも文章力を磨けるように頑張っていきます！オハオハ#さんも頑張ってくださいね！ (2018年10月19日 10時) (
レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - まおさん» こにちは、コメントありがとうございます！Twitterフォローしてくださってるんですね。なるべく鍵アカのほうでフォロバしてるつもりですができていなければお声がけくださいね。応援ありがとうございました！ (2018年10月19日 9時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
オハオハ＃ - とても面白いです。高評価させていただきました。私も今日初めてリボーンの小説を投稿しましたが私より文章力があってうらやましいです！これからも更新頑張ってください。 (2018年10月15日 20時) (レス) id: c0c82837f5 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - こんにちは(^○^)らっくさんの作品は最初から今まで楽しく読ませていただいています。これからも、更新頑張って下さい＼(^-^)／応援しています。ちなみにTwitter藻、フォローさせていただいています。 (2018年10月15日 11時) (レス) id: ced873899f (このIDを非表示/違反報告)
らっく(プロフ) - 評価・お気に入り登録増えてて嬉しいです！最近はお気に入り作者にも登録してくださる方が増えてウキウキです〜ありがとうございます〜！ (2018年10月14日 19時) (レス) id: b617ebd231 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年9月8日 18時
