daily.4 ページ16
◎まるやまさん
2019年2月。
『まーるちゃん!お待たせ。』
「晴人ちゃ〜ん、おつかれ〜!」
今日は久しぶりに晴人と2人でサシ飲み。
仕事終わりにマネージャーの車に乗せられてやってきた晴人は、ニコニコしながら俺の家にやって来た。
『まるちゃんと飲むとか久しぶりやわ〜。』
「せやな。最近色々あったし。」
『ほんまにな〜。まるちゃんお酒のセンス良いし、今日めちゃくちゃ楽しみにしててんで。』
俺と一緒にいるときの晴人は、なんていうかほんまに素直。
テレビに出てるときは、クールとか物静かとか言われてるけど、メンバーと一緒にいるときはコロコロ笑って、いろんな表情を見せてくれる。
良い年した男の俺が言うのもあれやけど、ほんまに可愛らしい。
『まるちゃんまた部屋汚くなってるやん。この前片付け手伝ったのに!』
「この前って言っても、もう1年くらい前やんか〜。」
『あのとき、この綺麗さキープする!って張り切ってたやん。全然キープできてないやん。』
「ごめんって〜。」
ほら、今なんてぷりぷり怒っちゃってる。
笑ったり、怒ったり、忙しい奴や。
さて、今日はどんな話をしよう。
怒っている晴人を横目に、俺は今日のために用意したワインを準備する。
『あ、そうやまるちゃん。つまみも買ってきたから。ここ置いとくな。』
実は俺ら2人には、積もる話があるのです。
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donco(プロフ) - SEIさん» コメントありがとうございます。楽しみにしていただけて嬉しいです〜! (2021年1月30日 17時) (レス) id: 29bbb7c934 (このIDを非表示/違反報告)
SEI(プロフ) - 更新お疲れ様です!とても読み応えのあるストーリーで、お気に入り登録しました!無理のないペースで、更新楽しみにしていますね! (2021年1月26日 15時) (レス) id: fb017ffbce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さざ波 | 作成日時:2021年1月23日 1時