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クロウリー「ふふふ…。
ローストターキーにケーキにジンジャーブレッドハウス……」
誰かの喉がなる(多分グリムとA)
クロウリー「そうだ。アツアツのスペアリブやフライドポテトも山盛りおつけしましょう。いかがです？」
グリム「ふな゛っ！？アツアツのスペアリブにフライドポテト……」
「は、話くらいは聞いてやる！！」
エース「ホンットお手軽だね〜、お前ら」
「な、軽い女とか言うな！」
エース「言ってねぇよ！！」
クロウリー「ごほん。この学園の食堂や暖炉の火は、全て火の妖精の魔法によって賄われています。
彼らは長年、大食堂の暖炉に住み着いているのですが……毎日よく乾燥した薪を与えなければ消えてしまうのです。」
この学園では妖精によって広い学園の温度調節が行われている
クロウリー「火の妖精が居なくなれば、学園は冬の度に凍えるような寒さに包まれることになります。」
デュース「そういえば、エアコンもないのに学園内はいつも暖かいと思ってた。」
エース「やっぱ魔法だったんだ。」
クロウリー「今までは、長期休暇中も厨房係のゴーストが火の番をしていてくれたんですが……
今年は娘夫婦にお子さんが生まれたそうで、初孫の顔を見にあの世に帰省するんだとか。ですので、彼の代わりに君たちに火の番を頼みたいのです。」
ユウ「ゴーストに初孫……？どうやって？！」
クロウリー「そこは愛が生んだミラクルということで深く考えてはいけません。」
「ミラクルすぎるでしょ！なんで子孫を残そうと必死なってんの。」
クロウリー「なんにせよ！ホリデーを暖かく過ごしたいのなら火の番は必須。毎日薪をくべるだけで、寒さや食糧の心配をしなくてすむ……
一石二鳥じゃありませんか、なんという好条件！」
グリム「確かに、今までのムチャぶりに比べれば超楽チンなきがするんだゾ！」
クロウリー「そうでしょう？こう見えて私、とても優しいので」
もはや詐欺にしか見えない会話である
クロウリー「ああ、そうそう、私が長期不在にするのでこれを君たちに渡しておこうと思ったんです。」
と、出されたのは薄い電子機器
エース「あ、スマホじゃん。」
クロウリー「何か緊急の用事があればこのスマホで私に連絡してください。」
「おー！ついにユウもこっちの世界でスマホデビューじゃん！」
クロウリー「こちらはあくまで緊急連絡手段です。マジカメ巡りなどに没頭して通信制限を受けたりしないように。」
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作者名：お花畑 | 作成日時：2023年4月13日 14時
