第60話(お別れ編) ページ13
「A、あなた東京行きなさい」
「……へ……?」
また東京に行けと……?
「なに好きな人残してここにいるの!!早く行きなさい!」
今から行けと……!?それはいくらなんでも無理すぎる。
私は方向音痴だ。
わかんなくなって、警察行きになってしまう。
挙句には警察にお家に帰りなさいとでも言われるのだろう。
「え、でも、ここ私の家……」
「いいから!はやく!東京に!」
「でも、お母さん!急すぎるよ!」
「じゃあ明日よ!!」
「だから急すぎるって!!私一人で行けない!」
「なら、あの子たちも誘えばいいじゃない。えっと……」
「美栞と紅葉ちゃん……?」
「そうそう。美栞ちゃんと紅葉ちゃん」
「ええ……」
迷惑じゃないかな……と内心思った。
だが、美栞とレトさんめっちゃいい感じだったな。
そう言えば、紅葉ちゃんとキヨも……。
「……わかったお母さん。でも明日じゃ無理。ちょっと時間ほしい」
「……そうね。私も急かしすぎたわ」
「でも、ありがとう、お母さん!」
お母さんはなんで急かしたの?と聞くと私を好きになってくれる相手はそうそういないんだから早くとっ捕まえなさい、という事だった。
私は酷いのか優しいのか分からなくなった。
33人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
金平糖(プロフ) - ゆーまんさん» アッアッありがとうございますっ!私も大好きです (2019年8月26日 16時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーまん(プロフ) - もうほんとだいすきです (2019年8月26日 16時) (レス) id: c7175e42ef (このIDを非表示/違反報告)
金平糖(プロフ) - みみゅさん» 前作から……!ありがとうございます!憧れだなんて!私なんかまだまだ未熟者ですよ……!もっとドキドキさせられるよう、頑張りますね!更新も頑張ります! (2019年8月20日 10時) (レス) id: df27c0b327 (このIDを非表示/違反報告)
みみゅ - 前作からずっとドキドキしながら見させてもらってます! 主さん文才素晴らしすぎて憧れます… 更新、頑張ってください! (2019年8月20日 9時) (レス) id: cd5bc31fc4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:金平糖 | 作者ホームページ:(ヾノ・∀・`)ナイナイ
作成日時:2019年8月10日 6時