罪を抱えた貴公子 ー6ー ページ8
いつも通り、いや、いつもとはちょっと違う朝。
S1やS2のような大きなドリフェスはすぐそこに迫っている。結成して、まだ1週間も経っていない僕と翔くんは朝の時間も使って、決めることを着々と決めていくことにした。
「…これ、蓮巳から貰ってきたからよろしくネ」
「おはよう〜っ!すずくん、何してるん?」
「…はよー」
生返事しかしなかった。友達のみかちゃん、影片 みかには申し訳ない。それでも、今はこの紙っぺらの方が優先事項だった。
正直、今まで書いたことのないものだから何をどうすればよいのかわからず、手が止まっていた。
「すずちゃんは一段落ついたかしら?」
格好いい見た目とは裏腹に、女子力が高くて気さくな鳴上 嵐に声をかけられた。
「…終わる気配はないけどね
みかちゃん、声かけてくれたでしょ?ごめんね」
みかちゃんに僕は謝った。みかちゃんは笑って言った。
「んぁ?すずくん気にせんといてぇな」
「ありがとう
これ?ユニット結成の書類」
「そう…」
なるちゃんは安心した顔をしていた。
…やっぱり分かっちゃうかぁ
Knightsで一緒に活動してたもんね
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作者名:雪桜 | 作成日時:2016年9月25日 12時