検索窓
今日:7 hit、昨日:23 hit、合計:34,796 hit

罪を抱えた貴公子ー11- ページ15

詰んだ将棋に意味はない。



「話は最後まで聞くものだよ」



「返答はYesしか受け付けないくせによくそんなことが言えるものだね」



もしこれが、将棋だとするならば彼に次の選択肢を提示された時点で詰んでしまったのと同じなのだ。



「それが、勝負と言うものだよ」



恐らく、誘いというものはfine、紅月に次ぐ新たな生徒会勢力の看板ユニットになってほしいとかそういうもの。



「ふふっ…



生徒会勢力の新たな看板ユニットとなってくれないかな?」



予想通りだった。打算的な考えをすれば、利益ばかり。



「さっきも言った通りだけど、返答はYes
でもさぁ、自由にやらせてね


所詮、生徒会勢力と言えども3番目なんでしょ?だからといってアンタの使い捨ての玩具にさせるつもりはない


一年前みたいな強引で卑劣な手段を取るなら、寝首を掻き切ってあげる
覚悟しておきなよ」




「強がっちゃって、可愛いなぁ
君たちを逃すのは惜しいから、その条件を飲むよ


嗚呼早く、君たちをより高次元で食べたいなぁ」




コイツの言う通り強がりだ。虎の威を借る狐の如く、虚勢をはる。



「どうも、じゃあ今度は会わないといいね
お互いに突っかかるのは疲れるだけでしょ?」



に〜ちゃんと違って機械音痴な僕は、敬人さんを呼ぶために廊下に出た。

罪を抱えた貴公子ー12-→←貴公子の告白ー2ー



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
39人がお気に入り
設定タグ:あんスタ , 男主 , 貴公子
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪桜 | 作成日時:2016年9月25日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。