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彼女の勤務先は僕の働く学校からは遠い。
しかし「迎えに来て」と言われたもんだから、こうやって電車に乗り向かっている僕は優しい男だ。
告げられた位置情報は市民病院を指していた。
昔から医療系に就きたいと言っていたから、本当になりたい仕事に就いたんだろうと思う。
へー。でっかい病院。僕の高校のグラウンドも合わせた敷地よりも広そうだ。
ま、あの賢いAなんだから当然か。
ポッケに手を突っ込んで病院を突っ切る。
エレベーターに乗り込んで彼女の職場の４階を押す。
若い男が受付に数名集まってる。
その中心には、僕の探していた人物が囲まれていた。
「A」
「あ」
後ろから声をかければ退いてくれる男達。
中心で咲いていた花は、僕を見て顔を綻ばせた。
あー優越感。かわい。
「迎えに来てくれたんだ。着替えてくるから待ってて」
「おっけー」
ナース服。看護師か。
受付嬢なのか。だからこんなに男が集まって。
残念だったねー。その子は君たちの子じゃないよ。
ま、僕のものでもないんだけどね。
「お待たせ。帰ろっか」
「んー」
さっさと着替えて僕の元に駆け寄ってきたAは、職場の人に挨拶をする。
それから、さっきAの元に集まっていた男どもにも。
いらないでしょそいつらに挨拶なんて。
なーんて心の中では思っていても口には出せないから、とりあえずニコニコして頭一つ分小さい３人を牽制しておいた。
ていうか、あの中にAのいう彼氏は存在してたんだろうか。
そうだとしたら軽く修羅場だよね。
ま、僕に敵う顔面偏差値はあの中にはいなかったけど。
「わざわざ来てくれてありがとね」
「いーよ。これからも迎え来てあげる」
「いいの？ ありがとうー！」
エレベーターの中は二人だけ。鏡に後ろ姿が映るAのヒップラインが超セクシーでさりげなく凝視しておいた。
そういや、ナース服も結構タイトな仕上がりだよね。
あんなの着てこんな可愛いAが働いてるなんて許されるわけ？
いーなー。僕もAのナース服見ながらだったら仕事頑張れるのに。
「五条くん、降りないの？」
「あーごめんごめん。ぼーっとしてた」
女のファッションに疎い僕はAが身につけているのが何なのかは分からなかったけど、シャツにタイトなスカートを履いていて滅茶苦茶可愛かった。
やば。
この２週間って、手出すのアリだっけ？
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花帆 - 両者の視点で本心が読めるのも面白いです♪続き楽しみにしています! (2022年9月28日 2時) (
レス) @page28 id: 8832d32b96 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - yukinoさん» yukino様、作者の様々な作品に目を通して頂き大変うれしい限りです。yukino様から頂いたコメント、全て拝見しております。いつも励みになるコメント、ありがとうございます！ これからもどうぞご支援頂けると幸いです。 (2022年1月20日 5時) (レス) id: bb8d3426f9 (このIDを非表示/違反報告)
yukino(プロフ) - 私呪術廻戦では五条悟が一番好きなんですよ！（知るか） 読んでて，とても面白いです！！！続き気になります！頑張って下さい！！ (2022年1月17日 20時) (レス) @page18 id: b465ac1425 (このIDを非表示/違反報告)
おそらまめ(プロフ) - 董香さん» 董香様、コメントありがとうございます！嬉しいお言葉、励みになります!(^^)これからも頑張れます！ (2021年5月31日 16時) (レス) id: bb8d3426f9 (このIDを非表示/違反報告)
董香(プロフ) - はじめまして！こんにちは！ 読んでてすごくおもしろいです！！！これからも楽しみにしてます (^^) (2021年5月30日 13時) (レス) id: cdc6ebec75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おそらまめ
| 作成日時：2021年5月29日 15時
