＃５１１ ページ36
Aside
慢性疼痛だもん…
別にどこも悪くは無い。
でも、それは先生たちの言う通り調べないと分からないこと。
そんなことより私は由人さんとのことを解決しないといけないのに…
翔「…分かった。もし次、痛みが出たらすぐ俺に報告すること。約束できるね？」
A「………」
私はその約束に頷くことは出来なかった。
翔先生は大きくため息をついた。
分かってる…
先生はそういうつもりでため息をついたんじゃない。
でも私の頭の思考回路では簡単に『嫌い』に変換されてしまう。
先生は…私がワガママばっかり言うから私の事なんか嫌いなんだ…
そうだよね、こんな患者消えた方がいい…
『死にたい』
その感情がまた身体中を駆け巡っていく。
電流みたいにビリビリと私の身体にその感情が流れていく。
智「明日また少し話そうね？痛み出たらすぐ誰かに教えてね？」
智先生と翔先生は何にも反応を示さない私に呆れて病室を出ていってしまった。
もう嫌だ…
痛みのある身体も全部全部消してよ…
死にたい
死にたい死にたい
死にたい…
明日が来る前に死ねたなら、どんなに楽だろうか…
刃物を没収されているから何もできない。
私はただ部屋の天井を見つめ時間が過ぎるのを淡々と眺めていることしか出来なかった。
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ruki - 初めまして!この作品を最初から読みました!すごく感動した作品です! これからも頑張ってください (2019年2月8日 11時) (
レス) id: 2c11055f1a (このIDを非表示/違反報告)
にし(プロフ) - このシリーズ、最初からずっと見てました。まだスマホ持ってない時から、親のPCでこっそり…笑 やっとコメントすることができて嬉しいです。更新ゆっくり待ってますね。 (2019年1月28日 6時) (レス) id: 6d8eff4e2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2019年1月10日 17時
