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＃１７２ ページ46
潤side
久しぶりのオフ。
翔さんにAに出掛ける機会をと言われ、今日やっと実行する。
Aが朝食を食べ終えた頃を見計らって病室に行く。
ガラッ
潤「A、今からデートしよう？」
何も知らされていないAはきょとん顔。
A「…不倫ですか？」
潤「不倫じゃありません。ほら、暖かくなってきたから外に出る練習。」
さすがに俺だって由人さんに許可もらってるよ(笑)
ずっと病院にいるのも退屈だろうしね。
…そんなこと言ったら入院してる意味無くなっちゃうけど。
A「着替えて準備するからそれまで医局で待ってて。」
潤「分かったよ。まだ少し肌寒いからね。」
医局で待機してるといつか俺がプレゼントした服を着たAが来た。
潤「まだ着れるんだね。」
A「体格とかそんなに変わってないからね。」
そろそろ新しい服も買ってやろうかな。
潤「よし、じゃあ行こうか。」
Aを車に乗せてそのまま大きなショッピングモールへ。
人混みにも少しは慣れてもらわないと。
A「平日なのに人いっぱいだね。」
潤「土日に行こうとは思えないくらいだな。」
はぐれないようにAと手を繋いで回る。
恥ずかしそうにしてるけどまんざらでもないらしい。
A「あそこ行こ！」
だってこんなに楽しそうだから。
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
