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＃１７０ ページ44
Aside
数日後、智先生が仕切っているワークショップに翔先生と一緒に行った。
周りはちっちゃい子ばっかりで私も桃を連れてくれば良かったなーって思った。
A「翔先生、それ…なに？」
翔「チワワだよ。」
智「…この斜線は？」
翔「毛。」
相変わらずの翔先生の画力にびっくりしながらも新しい私だけの写真立てが出来上がった。
智「可愛いじゃん。Aらしい作品が出来たね。」
A「うん！」
ハート型のビーズを枠組みに貼り付けただけの簡単なものだけど…それでも我ながらいい出来。
本当は画用紙切ったりとかしたかったんだけど先生たちから許可が下りなかった。
翔「よし、出来た。」
翔先生のちょっとヘンテコな作品も出来たみたい。
智「この後、ここで懇親会やるんだけどAも参加する？お菓子とか食べたりしながらおしゃべりするの。」
懇親会…か。
でもまだ他の人と話すのは無理がある…
翔「じゃあ俺と端の方で過ごす？」
A「…そうする。」
智「じゃあ準備するまでちょっと待っててね。」
本当は病室に戻らないとって思ってたけどせっかく先生がくれた機会だから。
それに、お菓子食べたいし(笑)
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
