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＃１３８ ページ12
和也side
翔さんと一緒に桃ちゃんの様子を見に来たんだけど…
桃「せんせーいっしょにあそぼ！」
うん、元気そうでなにより。
翔「桃ちゃん、その前にお話聞いてくれる？」
桃「うん、いいよ！」
桃ちゃんも成長したな…
和「まず、ママのことだけど…一緒に暮らしたい？」
直球すぎたかな…
でも桃ちゃんからは意外な言葉が帰ってきた。
桃「だって桃のママはママしかいないよ？だからまってるの。にゅうがくしきまでにはかえってくるもん。」
なんか…Aの子供だなーって感心させられる言葉。
やっぱり親子だ。
翔「じゃあ今度お見舞い来れる？ママのこと何も怖くない？」
桃「いく！こわくないもん。パパばっかりずるい…桃だってママにあいたいもん。」
傷だらけの笑顔でそういう桃ちゃんの言葉を俺らは信じることにした。
由人「今度パパと一緒にママのお見舞い行こう。」
桃「うん！」
もう、大丈夫かもね。
あとはAが頑張れるか。それに掛かってる。
その後はもう桃ちゃんの気が済むまで遊んで…もうヘトヘト。
翔「ではまた。桃ちゃんまたね。」
桃「ばいばーい」
玄関でお見送りしてもらって俺らは病院に戻る。
和「Aに報告するんでしょ？」
翔「昨日約束したからな…でもいい報告で本当に良かったよ。」
もしあそこで桃ちゃんが拒否していたら…
そんなこと考えたくもないけど。
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作者名：蒼紗仁真 | 作成日時：2018年5月22日 11時
