21話「お世話係隊長」 ページ22
むいたんに置いていかれた……反抗期かしら…寂しい…と思いながら家の中に入ると、何やら揉めていた。
「どうどう。なにがあったんすか」
「いや、ね？せっかくだから先生に1番に入って頂こうと思ったんだけど、むいちゃんがダメだって」
「普通にダメだよ。だってこれの次に、同じお湯にAが入るんでしょ？だめだよ」
「じゃあ私が先に入ればいいの？」
「それもだめ。Aの入ったお湯になんか絶対入れさせない」
「あっハイ」
こっわ。トゲトゲむいたん怖いよ。話が進まね〜〜〜よどうすんだ。
「よし、僕がこいつの後に入る」
「え、むいたんも入るの？」
「なんか文句ある？」
「ないです」
ほら、早く行ってきなよ。しっし。と先生を追い払った。冨岡先生ちょっと可哀想な気もするな。表情全然変わらないけど。
「むいたん、ちょっと態度が…」
「いいんだよ。別に僕あの人と関係ないし」
「でもうちの学校受けたいって言ってなかったっけ」
「……完璧な成績で合格すればいいだけでしょ。関係ない」
「むいたん、なんか怒ってる？」
「別に。Aが抜けてるのはいつもの事だし」
「あれ、なんかディスられた？」
まぁ、鈍感とはよく言われるんだけど。また気づかないうちに怒らせちゃったかな。ごめんね、と優しく頭を撫でると、むいたん表情が柔らかくなった。萌え。
「悪いと思ってるなら、しばらく僕のことAのお世話係にしてよ」
「お、お世話係ぃ？！」
「そ。困ったら僕のこと呼んで。身の回りのお世話やってあげるから、ね、いいでしょ？」
「き、気持ちは嬉しいけど学校とか違うし、ほら。むいたん部活とか…」
「僕にお世話されるの、嫌なの？」
「嫌じゃないです！！」
「じゃあきまり」
嬉しそうに笑うむいくん。
そんな大きなお目目で見つめられちゃあ、敵いませんな、ハッハッハ(白目)
「むいちゃ〜ん、ごめんねちょっといい？」
「はーい」
マミーに呼ばれて部屋を出ていく際、私の鞄を持って行ってくれた。部屋に置いてきてくれるのだろう。
ぎゅるぎゅる…とお腹が鳴った。お昼は食べたけどその後色々ありすぎて空腹が限界。お腹すいたなぁ。今日は鮭大根だっけ。そういえばそのワード聞いた途端に先生の態度変わったんだよな。好きなのかな、鮭大根。美味しいもんな。
しばらくすると、お父さんの部屋着を来たほかほかの冨岡先生が部屋に入ってきた。髪も濡れていつもとイメージだいぶ違うな。ちょっと可愛い。
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雲雀浬 - あっ！言い忘れてた、剣道部でーす！続き楽しみにしてるよ！頑張ってね！ (2020年5月15日 2時) (
レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
雲雀浬 - はじめまして！雲雀浬です！すっごく面白いです！伊之介可愛い！！！！むふふ♪あっ！あと、冨岡さんは、ウ冠ではなく、ワ冠ですよ！続き、頑張ってください！！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - すれぃさん» 山本氏書きやすくて…ついつい多めに出しちゃってますね……笑 優しくていい子なのでそれもありですね！おっと誰か来たようです(茶番やめな) (2020年5月14日 17時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
すれぃ - もうなんだか山本くん落ちでも良い気がしてきました(あかん) (2020年5月13日 22時) (レス) id: a4dc3297d8 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - メイアPさん» 嬉しいコメントありがとうございます！そうですね…自粛が続き、ストレス溜まりやすかったりしますもんね…そんな中で少しでも楽しんで頂けたなら本望です…！更新頑張りますね！！！！ (2020年5月9日 11時) (レス) id: 138242db57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなた | 作成日時：2020年3月28日 12時
