鬼の祖先【忍たま乱太郎】【鬼滅の刃】

21話「帰還」 ページ21

伊作side


土井「一年生は組達はできるだけ薬草を摘んで来ること、薬草不足で怪我人と薬が追いついていないから」


安藤「い組は打撲や擦り傷などしてる高学年の手当にとりかかりなさい

佐吉、伝七、Aは直ぐ戻る、不安そうな顔をするな、わかったかね」


伝・佐「はい」


化け物鬼の襲来で三年生達が怪我が負い、その三年生達を助けるため高学年も怪我を負い

先生方までも怪我が多かった


怪我のない、下級生の一二年生に主に怪我の手当を
任せている



左近「乱太郎、傷薬を追加で」


乱太郎「は、はい！伏木蔵、ペース上げるよ」


伏木蔵「でも、もう薬草も、それに伊作先輩も怪我を
していらっしゃるし」


伊作「僕はいいんだ、それより仙蔵が重症」



腹部損傷に加えて、内蔵も傷んでいる可能性があり
意識力低下


今の時代の医療じゃどうする事もできない



ｶﾞﾗｶﾞﾗ…..



伝七「っ！A！！」


佐吉「何してたんだよ」


丁度、このタイミングでAが忍術学園へ戻ってきたのだ



A「私の存在が鬼殺隊にバレた、ただそれだけで呼ばれた」


文次郎「は？さっぱりわからねぇ、説明になってないぞ、全く」


留三郎「お前は鬼なんだろ、じゃあ彼奴みたいに」


A「…….」


伊作「ちょっと留三郎、言葉を考えて言って」


A「別にいいわ、もう隠す事もないし」



Aは瀕死の仙蔵の近くに腰掛け、布団を捲り
仙蔵の手をとり語りかける

小さく少年の格好からAはみるみる女性の姿になった。



やはりその姿は美しい




A「立花仙蔵聞こえるかしら」


仙蔵「あ、ああ」


A「仙蔵、私との約束覚えているかしら？
私の正体をバラしたら、貴方の首が飛ぶと」


仙蔵「…..ああ、もちろんだ」


A「私に殺されたいの？」


Aの姿はやはり鬼そのもの、やはり彼女も危険
化け物なのか


仙蔵「嗚呼、Aに殺されるなら本望だ。私がAの体の一部として、生かされるのなら….


きっと私は初めから、お前を好きだったのかもな…


鬼の姫


私にもお前の重みを背負わせてくれんか？」



A「バカな男ね、殺されかけてるというのに
を最後に口説くなんて

面白いじゃないの」





クザッ…..



仙蔵「ｸﾞｯ….」


小平太「A…..」




Aは仙蔵の首に鬼特有の赤い爪を突き立て
首に思い切り刺す







伝七「A、立花先輩を….殺した…」

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