65話「記憶の奥」 ページ15
仙蔵side
A「彼、昌平さんは悪女に殺された」
Aは毛鬼の婚約相手の名前を言い当てる
私達六年生と五年生はAがなぜこの事を知ってるのか疑問に思った
兵助「鬼さん?そうなんですか?」
雷蔵「本当なんですか?」
小平太「なんでAがこの事知ってんだ!」
文次郎「昌平さんって人実在すんのか?」
六年生達はAと鬼のやり取りを見て思う
私達はいつ解放される?髪の毛が体に絡まりついた
ままなんだが?
Aの態度といい、鬼殺隊は時に鬼に対し
寄り添う事も大切なのだという事もわかった
勘右衛門「先輩と鬼さんは昔どこかできっと会った事があるんじゃないですか!そうですよね?」
兵助「まさか、そんな事」
雷蔵「相手鬼だよ?」
長次「いや、わからないぞ?鬼が人間だった頃に
Aと会っている可能性がある」
勘右衛門が時々出す、核心をついた発言
たしかに勘右衛門の言う通りAとこの鬼が
昔に会っていたり知り合いなら辻褄が合う
・
暫く沈黙が続く
・
A「もしかして美和子さん?」
毛鬼「っ!そうだっ!!思い出した!!」
A「っこんな再開って」
美和子「あんなに小さくて華奢なのに、弟が虐められてるのを見ては喧嘩で追い払ってたAちゃん
こんなに美人になって。口調も変わっちゃって」
記憶を思い出した事により、先程より綺麗な口調になる鬼
勘右衛門の言うとおりAと鬼は昔からの知り合い
だったようだ
美和子「ごめんなさい、私あの女にムカついて
鬼になった後に殺してしまったの
愛する旦那さんを殺されたから」
A「そうですか....貴方がした事は許されない事ですが、元は悪女が貴方の旦那さんを殺さなければこの連鎖は止められた」
美和子「ごめんなさい」
鬼は人を喰らい人情がない、そう思い込んでいたが
今目の前に起きて居ることを目の当たりにし偏見に過ぎなかったと確信した
A「もうすぐ日の出ですよ美和子さん」
美和子「ええ、わかってるわ」
勘右衛門「それってどういうこと」
兵助「ちょっと勘右衛門、口挟まない!」
美和子さんは血鬼術を解くと五年生と六年生の体が
自由になった
そして、留三郎と来た道を戻り通路の外へと
足を進めた
まだ暗い空を美和子さんは見つめた
美和子「ねぇAちゃん、最後のお願い聞いてくれる?」
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輝夜(プロフ) - М葉さん» いえいえ〜ありがとうございましたぁ、またのリクエストを待っていますよ〜!期待に答えられてとてもよかったですぅ(*゚▽゚)ノ (2020年10月19日 16時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
М葉(プロフ) - 輝夜さん» 素敵な番外編でした、ありがとうございました(*゚▽゚*)全学年分…感謝しかないです。夢主ちゃんに癒されました!何より、彼はこんな反応するだろうな〜という私の妄想が具現化されてて感激しました!!終始ニヤニヤが止まらなかったです( ̄∇ ̄) (2020年10月19日 12時) (レス) id: fe59eeca2d (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - М葉さん» わかりました!!リクエストありがとうございます!!!! (2020年10月17日 21時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
М葉(プロフ) - 輝夜さん» はい、ぜひよろしくお願いします! (2020年10月17日 20時) (レス) id: fe59eeca2d (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - М葉さん» 忍たまのキャラで大丈夫ですか? (2020年10月17日 20時) (レス) id: 7e2f4c64ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:輝夜 | 作成日時:2020年10月16日 1時