未来を潰された雪女の先は『5』【スウィーツ】

148話 ページ29

Aside





パリーン.....ｶﾗｶﾗ





地面に張り付いた氷を勢いよく蹴り飛ばし
床と氷が張り付いているので、二階堂を横から
回し蹴りをして引き離すと





黒板にぶち当たった



その拍子に二階堂達を覆っていた氷が、砕けた
ﾁｯ....もっと固めるか





二階堂「うわっ、痛い.....」



A「.....ﾁｯ、これくらい痛くねぇ、ショボイんだよ！喋んなカス」



二階堂「なに！貴方の方がカスよ！」



モブ女「そうよ.....わっ、わかったわ」



A「うるせぇ口だけは達者だな」



二階堂その仲間に雪の結晶の飛び交う手平を
見せると案の定



びびってうるせぇ文句が止まる




そして、私は再び手を二階堂に振りかざすと
盛大に凍る




二階堂「キャッ.....動けないわ」



モブ女「なんてこと！やめなさいよ」



A「辞めるかよ、バーカー」



二階堂「痛い、痛い.....」





そりゃ、痛いだろうな


普通の人間が氷漬けにされてると同じ状態だからな
霜焼けになってもおかしくねぇはず




ま、私みたいな雪女は全然霜焼けにならねぇけど





私が氷に浸かっても、普通の人間が風呂入ると
同じ状態になる


ごく普通の事





なんか、皆と違うな......私って






二階堂「.....」

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