43、睡眠不足 ページ45
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次に目を開けると青江さんが私の顔を覗き込んでいた。
私が目を開けたところを見て青江さんは何かを呟いたが私には聞こえなかった。
｢...青江さん、何か言いました？｣
青江｢いや、なんでもないよ。それより、Aちゃん｣
青江さんがいきなりかしこまったので、思わず｢はい。｣と返事をすると少し怒った顔をした。
青江｢...優太くんのところにいた時、寝ていたかい？｣
｢優太さんの、ところにいた時...｣
私は数日前の記憶を頭の中で再生した。
...優太さんが起きるのをずっと待っていて...
｢...寝ていませんね！｣
私がそう言うと青江さんは溜息をついた。
青江｢あのねぇ...。語尾に星がつきそうな言い方をしてもいけないからね｣
それにしても、隈は出来ていないんだね。と私の顔を見て言う青江さん。
｢...うーん...。隈が出来にくい体質なのかもしれませんね！｣
青江｢うん。そこで喜んでも仕方が無いよ｣
私が笑っていると青江さんは困った顔をしながら口を開いた。
青江｢...君、眠くて性格が変わっているのかい？｣
｢うーん...？よくわからないです｣
青江｢うん。分かった。寝ようか｣
｢えぇっ。いきなりどうしたんですか青江さん｣
青江｢いや、君眠過ぎて話し方がふわふわしているからね｣
取り敢えず寝ようか。と私を横抱きにして歩き出す青江さん。
いやー、青江さんって力があるなぁ。と思いながら運ばれていると獅子王さんの部屋についた。
そう言えばここ、私の部屋だったなぁ。と思っていると青江さんは襖を開け、布団の上に私を降ろし、掛け布団を私の肩まで被せた。
すると不思議と眠気が襲ってきて私は目を閉じた。
閉じる前、青江さんの優しい顔が見えた気がした＿＿＿
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青江｢お疲れ様、Aちゃん｣
僕はそう言いながらAちゃんの頭を撫でる。
この子は一人でなんでも抱えようとし過ぎだ。
今度は、僕も君の手伝いをしよう。
そう思いながら部屋を出ていこうとすると君の寝顔が目に入った。
その寝顔が目に入った瞬間、部屋を出るのをやめてさっき座っていた場所に座った。
＿＿＿放っておいたら誰かに取られてしまいそうだ。
そう思ったから。
僕はまた、Aちゃんの頭を撫で始めた。
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みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです！顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年9月21日 20時) (
レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか？MVPとは、誉の事…ですよね？続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年9月15日 10時
