19、鍛刀 ページ21
｢...では、石切丸さん、よろしくお願いします。｣
私はまだ固まっている優太さんを見ながら言った。
石切丸｢はぁ...泣いてしまっても知らないからね。｣
石切丸さんはそう言いながら優太さんに近づいた。
優太さんはぶつぶつ何かを言ったまま動かない。
そこに石切丸さんが...＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿ぽんっと頭を撫でた。
優太さんはぶつぶつ言っていた口を開け、ぽかんという顔をした。
そして、瞬きを何度かし、｢えっ..ええぇぇぇっ！？｣と大きな声を上げた。
｢...やりましたね、石切丸さん！優太さんが元に戻りましたよ！｣
石切丸｢絶賛発狂中だけどね。｣
青江｢...今度はどうやって発狂を止めるんだい？｣
...私があえて突っ込んでいない所に触れてきた...。
うーん...と考えていると妖精さんがこちらに何かを訴えかけてきていた。
｢...妖精さん、どうしたんですか？｣
私が妖精さんに近寄り、しゃがみこんでそう聞くと妖精さんはある場所を指差した。
｢...あっ。刀が出来たのですね。｣
私がそう言うと妖精さんで笑顔で頷いた。
｢...このことを優太さんに伝えてきます。｣
私がそう言うと二人とも了承してくれ、青江さんが｢今度は、喜びの発狂が聞けるかもね。｣と言っていたが可憐に無視をしておいた。
優太さんはまだ発狂をしていたので、私は少し息を吸い込み言葉を発した。
｢優太さん！新しい子が来たそうですよ！｣
私がいつもより少し大きい目の声で言うと、優太さんは発狂をやめ、｢本当！？｣と目を輝かせながら言ってきた。
後ろで｢青江の予想、外れたね。｣｢うーん。また発狂すると思ったんだけどねぇ。｣という声を聞きながら優太さんの手を引いて妖精さんの元へ向かった。
優太さんは私の手を握り返し、にこにこ笑いながら妖精さんにお礼を言い、刀を受け取った。
石切丸さんと青江さんも新しい刀が気になるようで後ろから覗き込んでいる。
｢...どんな子が来るのか、楽しみですね。｣
私が優太さんにそう言うと優太さんは｢...うん！｣と言いながら輝いた目で刀を見た。
そして優太さんは深呼吸をしてから、刀に手を
やがて、私が初めに見たものと同じ桜が吹雪いてきた。
その吹雪の威力が強くて、思わず目を閉じる。
桜吹雪がやんで、目を開けてみるとそこには＿＿＿
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みほ(プロフ) - 有愛さん» そうです！顕現という言葉が出てこなくて現像と表示していました...。MVPも同じ理由です...。修正しますね。指摘ありがとうございました！更新頑張りますね！ (2018年9月21日 20時) (
レス) id: b0af25d81b (このIDを非表示/違反報告)
有愛 - 現象は、顕現…の事でしょうか？MVPとは、誉の事…ですよね？続きが気になります、更新楽しみにしてます。 (2018年9月21日 18時) (レス) id: ad2c57ea43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みほ | 作成日時：2018年9月15日 10時
