元彼×今彼＝方程式の答え【凪 誠士郎】

玲王の夢 ページ11

私は玲王と近くの高級お肉が食べられるお店に来ていた



私は棒Mのファーストフードでも満足できるが玲王はいつもこういう高級な食事に連れてきてくれる



「玲王、最近どう？サッカー楽しい？」


「あぁ！俺は絶対に世界一になるさ。凪と一緒に」


「…そっか、玲王がなにかに熱中してるの見るの嬉しいよ」


「Aと会う時間少なくなるだろうからさ。こうして会える時には会いてぇな」


「うん。私も会いたい、けどサッカーも応援したいな」


「AをW杯に連れてって俺が世界一になるところ、見て欲しいんだ」


「絶対に玲王ならなれるよ…！」



玲王はサッカーの事で頭がいっぱいみたい
でも私はそれが嬉しかった



玲王はいつもなんだか世の中につまんなさを感じていた



だからこうやって追いかけ続けられるようなものに出会えたのが自分の事のように嬉しかった



「絶対、応援行くから連れてってね！」



ニカッと笑う玲王の笑顔は凄く素敵だった




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「今日もご馳走になってごめんね」


「いいって。Aは一人暮らしなんだし、俺を頼っていいんだぜ」


「ありがとう」



その帰り、私と玲王は手を繋いで帰っていた



玲王は登下校など基本車で移動だけど、私と2人の時は歩いて帰ってくれる



「玲王、明日は朝練？」


「そーしたいんだけど、凪、あいつ朝練来ないんだよな」

「あー…」


「俺は絶対にあいつは才能あると思うんだ。スマホトラップを見た時にそう思ったんだ」


「…スマホトラップ？？」


「あいつすげーんだぜ！サッカーやった事ないのにスマホを足でキャッチしたんだ！スポーツもやった事ないって言ってたけどマジですげぇよ」


「そーなんだ」



凪くん面倒臭いっていって中学の時部活入って無かったし、球技大会とかも適当にやってたな



「俺はあいつの才能を最大限生かせる、ゲームメイクをして勝ちたいんだ。俺が主役じゃなくていい。凪をサッカーの世界の頂点にする」



「そのためには朝練とか部活に来てもらわないと、こまんだよなー」



「…そっか…そうだよね」



私はさっき、玲王の夢を応援するって言った
玲王が喜ぶことをしてあげたい



「…私、明日朝練連れて行こうか？凪くんのこと」


「え？」


「ほら、中学同じって言ってたでしょ？中学の交で頼めると思うし、玲王の夢の力になれるなら私も出来ることやりたいな」


「マジで！頼む…！」

朝練に行きなさい→←羨ましい

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