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A視点
gr「A、俺たちと一緒に来てはくれないだろうか。」
なんで？
どうして？
その言葉に、酷く驚いた。
理由を探してみても、小さな頭じゃ答えが出てこなかった。
A「……どうして、ですか？」
gr「まぁ、いろいろあるが、一番大きいのはシャオロンを助けてくれた事だな。言葉だけじゃなく、ちゃんとお礼がしたい。」
そういうことか、と自分の中で納得した。でも、
A「…ありがとうございます。でもことばだけで十分ですよ。一緒にはいけません。」
gr「…何故？」
僕がついていっても、何もいいことなんてないから。
A「……僕がついていっても、迷惑をかけるだけです。ついていかないほうが、皆さんのためです。」
鬼の子だって嫌われて、また追い出されるだけだ。
gr「…それは、Aが決めることではないだろう？俺たちが決めることだ」
ht「グルッペンは一度連れて行くと決めたら断固として譲らないよ。ここは無理やり連れていかれるのより、ここは大人しく付いて行ったほうがいいんじゃない？」
A「…ごめんなさい。」
どんなに粘られようと、絶対に行くつもりはなかった。もう一度、鬼の子と忌み嫌われるのが怖かったから。
だけど、この一言で僕の決意が揺らいだ。
gr「…A、実は幹部の中に1人、ツノの生えた「鬼の子」と呼ばれていた奴がいるんだ。」
A「…！？」
僕と同じだ。
gr「…1人で寂しいだろうし、会うついでにも、付いてきてくれないか？」
僕と同じような人がいる。
その事実がどうしようもなく救いのような気がして、決意が揺れ、崩れそうになっていった。
そして、崩れた。
A「…わかり、ました。付いていきます。」
gr「よし！！そうと決まれば早速帰ろうじゃないか。村のことはまた後で考えよう。」
この時、僕は初めて人間一緒に小屋を出た。
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あっち - 可愛い男主可愛い好きもう可愛い(語彙力皆無) (2022年1月3日 22時) (
レス) @page40 id: fd65faa451 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 宇琉夜ハルさん» 本当ですね…！！修正しておきました！ありがとうございます！ (2021年7月21日 19時) (レス) id: 01370c8287 (このIDを非表示/違反報告)
宇琉夜ハル(プロフ) - 37.でハイスペースとなってます！ハイペースでは？ (2021年7月12日 6時) (レス) id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
える(プロフ) - 匿名希望さん» ありがとうございます〜！！とても励みになります…！！ (2021年5月3日 4時) (レス) id: ca89470f25 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - ひゃー！！！めっちゃすきです！！！偶におとこがでてくる、まるちゃんが尊いぃ..... (2021年5月1日 20時) (レス) id: 97296c8ef5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：える | 作成日時：2021年4月9日 2時
