I accept myself as well as you. part3

73ピース ページ23

次の日の朝。太輔は久々に義足を付けた。そして宏光が迎えに来て、一緒に店に行った。

「おはよーございまーす」

宏光が声を上げながら入る。中には忠義と郁人がいた。

「はよ〜ひろ。お！ 太輔もおはよぉ。久しぶりやね」

「え？ 太輔？ 久しぶりー！」

２人とも太輔が外に出られるようになったことを喜んでくれた。

「おはようございます。忠義くん、郁人くん。心配かけました」

ぺこりと頭を下げる太輔。その頭を２人はゆっくりなでた。
前みたいに、レジの近くにいることはまだ怖いというので、奥で誰かといることになった。

「あれ？ そういえば、郁人。大学は？」

「急に休講になった」

「やからゆうて、来んでよかったのに……」

遊んでくればよかったやん。と忠義が言う。

「だって、つまんないんだもん」

そう言いながら、太輔と奥へ行った。

「ねぇ、ただくん」

「ん？」

「郁人が大学の友達の話してるの、聞いたことある？」

「そういや……ないね」

改めて考えると、大学の友人と遊ぶ時間はないだろう。
大学が終われば、すぐここに来ているから。

「ま、ひろ。仕事しよや」

考えても仕方ないと、２人はそれぞれ作業を始めた。

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