あなたと。 (ページ5)

今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:24,335 hit

好きページ5

.

『お邪魔します』

正「ほんまに礼儀正しいなぁ、誰かさんとは大違いやわあ(笑) 」

『ふふ、そう？』

正「そういうとこ大好きやで」

『っ、ひゃ』

耳元で囁かれてビクッとしてしまう

正「ふふ、ほんま耳弱いね？可愛い」

『も、よしくん.....っ、』

正「ごめんごめん(笑) 」

笑いながら可愛くてつい、と言われて簡単に許してしまう私も私だと思う

『ご飯何がいいかなぁ』

正「オムライスがいい」

『よしくんほんまにオムライス好きやね？』

正「 Aちゃんが作ってくれるやつに限るけど」

『ふふ、嬉しい。そう言ってくれると作りがいあります(笑) 』

食材を出して、じゃあ作るから待っててな、と伝えるとよしくんが抱きついてくる

『なぁに、どしたん』

正「たまたま見ちゃったんやけどさ......さっき大晴と何話してたん？」

『さっき？』

正「一緒に帰ってたやろ？」

よしくんも帰る方向が同じだから登校してる時にすれ違うことはよくある

私はよしくんの姿を見なかったから見られてると思わなかった

別にやましいことをしたわけではないけど

本当のこと話さなかったって言ったら怒るかな

『大晴にね、好きな人おるんって聞かれてん』

正「 .......なんて答えたん、」

『おらんって言った』

正「なんで？大晴に俺との関係バレるの嫌なん？」

『ちが、そういうんじゃなくて、』

正「じゃあなんで？それ絶対Aちゃんのこと好きやん。大晴に迫られたらそっち行ってまうの？」

『それはちゃう。私だってほんまのこと言いたかったよ？けど、もしどっかからその情報漏れたら？そうなったらうちら一緒におられへんくなるかもしれへんやん。だから内緒にしときたくて、』

二年一緒にいてわかったことがある

よしくんはかなりのメンヘラだ

だから、私が大晴に反対されて大晴と話せなくなってしまったら嫌だなんて言えばなんて言うか分からない

正「そっか、わかった。俺もAちゃんとおられへんくなるの嫌やし」

『私にはよしくんしかおらへんから。大好き、』

正「ん、俺も好き」

.