あなたと。 (ページ4)

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かず兄ページ4

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『ただいま』

帰ってくると兄が不在で誰もいなかった

母と父は小さい頃に他界したため、私と兄の二人暮らしなのだ

お泊まりセットを用意していると、兄が帰宅した

大「え、A！どこ行くん！！」

『え？よしくんのお家泊まりに行くって昨日言ったやん、』

大「聞いてへん！！」

『言ったって、お兄ちゃんが私の話聞いてへんかっただけやろ』

大「なーあー！！俺一人やん！！」

『知らんし、私もう行くから』

大「 Aー！！！」

『もうほんまうるさい』

大「 ......明日いつ帰ってくるん、」

『んー、夕方ぐらいかな』

大「遅い！！もうちょいはよ帰ってきてや！！」

『うん、分かった。はよ帰るから』

大「言うたで？絶対やで？」

『はいはい』

後ろでまだごちゃごちゃ言ってるお兄ちゃんを置いて家を出た

大「待って、A！！」

『なに？まだなんかあるん？』

大「もう暗いし心配やから送るわ」

『え、ほんまに？ありがと♡ 』

大「ええよ♡可愛ええ妹になんかあったらあかんからな！！」

かなりの心配症だしこういう時だけ態度変えても可愛ええなぁって言ってくる兄はシスコンだと思う、重度の

よしくんと付き合うことを許してくれたのもつい最近だ

既読 Aお家着いたよ

よしくんわかった、外迎えに行くな

正「 ......げ、」

大「げ、ってなんやねん(笑) 」

正「 Aちゃん行こか？」

『はーい！お兄ちゃん送ってくれてありがとう』

大「全然ええよ、明日も来るしまた言うて♡ 」

『わかった』

正「チョロいなぁ(笑) 」

大「ん！正門なんか言うたー！？」

正「言ってませーん」

大「俺の妹泣かしたら許さんからなぁ！！」

正「はいはい、わかってますう」

一人暮らしなのにかなり大きい家で前になんでこんな大きいところ住んでるのか聞いてみたところ、私と一緒に住むためだと言ってきたときはきゅんとした

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