あなたと。 (ページ1)

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登校ページ1

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ピンポーン

『ママ、大晴は？』

大晴母「大晴まだ寝てるわあ、ほんま毎日毎日ごめんやで」

『いつものことやしぜーんぜん！』

私、大橋Aは高校二年生

ママ、と呼ぶほど仲が良いのは幼馴染みの母親でお母さんと同じぐらいお世話になった人だから

それよりあいつは今日もか

『大晴！おーきーて！！』

福「んーー、」

『もう！！はよして！！置いてくで！？』

福「 ......うるっさいなぁ、」

『はぁ！？お前ほんまどつくで、誰のために朝っぱらから起こしにきたってると思ってんねん』

福「え、ごめんって！怒らんといてや！起きた！起きました！！」

『さっさと用意して、下で待ってるから』

福「はいごめんなさい」

こういったことは日常茶飯事である

この焦って飛び起きて用意を始めている男が私の幼馴染みの福本大晴だ

福「ごめん、お待たせ」

『ん、行くで』

私と大晴は同じクラスでいつも登下校が一緒なのだ

福「ちょ、A、！！」

『へ？......きゃっ、』

福「あっっぶな、お前ほんまにいつもぼーっとしすぎ。俺おらんかったら轢かれてたかもしれへんねんで？」

『ごめん......ありがと、』

福「ほんまきーつけや？マジで危なっかしいわ」

曲がってきた車に気付かずに道路を飛び出すところだった

大晴が腕を引っ張って止めてくれたおかげで事故に遭わずに済んだ

小「おー、大晴とAちゃんおはよう」

福「おはよー」

『おはよ！』

小「今日もカップルで登校っすか？(笑) 」

福「いや付き合ってへんから(笑) 」

ピロン

よしくんAちゃんおはよう

よしくん今日昼休み保健室な

朝からそんなLINEが届いてニヤけそうになる

了解スタンプを送って携帯をしまった

福「 ....... 」

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