まふまふは実は二人居た!?

26話【風眞side】 ページ32

リビングで、お互いの洋服のタグを切りながらさっきの事について話す。

やっぱり、この事を聞くのは気が引ける。







ま「...なんで、僕と血が繋がってないこと知ってたの？」






『......僕が、熱出した時...。夜、風眞がライブのこと話してくれてて...その時に...。その...。』(16話参照)



ま「!!?」

あの時!?
まさか起きていたとは思わなかった。

えっ！？待って!?
これ僕すごい恥ずかしいじゃん！




勢いに任せて告白したよね!?




あぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ！

恥ずかしぃぃぃぃぃぃｯ!


僕はなんてことを...




『...僕達の事...詳しく聴かせて欲しい...。』

ま「うん.........







ってアレ！？もっと他に驚くトコ無かった!?」



血が繋がってない事のショックが大きすぎて告白の事忘れてるのかな！？




『？特に何も......っあ！////』




ビミョーな空気が流れる。


あぁぁぁぁぁ...。

忘れてるんだったら、忘れたままでいて欲しかったぁ。



ま「もう...。忘れて......僕の存在ごと忘れて...。」


なかったことにして欲しいです。切実に。



『な、何言ってるの...？






それより話逸れてるからっ！






僕達の事について...風眞が知ってる限りの事を教えて。』


さっきまでの空気から一変して、真剣な面持ちで聞いてくる。



ま「...分かった。けど、僕も少ししか知らないから...。ちゃんと聞きたいのなら、実家に帰った方がいい。」


僕は少し前置きして話し出した。




...僕が知ってしまった夜の話を。

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