41 黒ミミズ地獄 ページ41
皆が一斉に仕掛け扉の中の闇へ吸い込まれた。
床にお尻をぶつけ、痔になるのを覚悟していたが、案外そんなこともなく、柔らかい何かがクッション代わりになったおかげで、どこも痛む事なく下へ降りる事が出来た。
「うっわ！」
ロンが声をあげた。
その対象物はどんどんと体に巻きついてくる。
表現が悪いが、まるで大きくてすごく長い黒ミミズだ。
「待ってこれどこかで見たことがあるわ！」
ロンとハリーはハーマイオニーの言葉御構い無しに自身の体に巻きついてくるそれを取ろうと必死だった。
「いい？じっとして！動いちゃダメよ！じゃないと死ぬわ！」
「死ぬ！？それは動かずにはいられないね！」
そう助言してじっとする彼女と反比例するようにロンは暴れ回る。
ハリーは困惑といったところ。
じっとしていたハーマイオニーはそれに飲み込まれ、ゆっくりと下へ潜っていった。
「「ハーマイオニー！！」」
ロンとハリーはもう二度と彼女に会えないような声色で叫ぶ。
「いい？二人とも。ハーマイオニーと私を信じてじっとしてて。」
私もそう言ってハーマイオニーの後を追って下へ行く。
それから間も無くハリーも降りてきた。
「ロンは！？」
ハーマイオニーが焦りながらハリーに聞く。
「分からない！」
「でもあの様子だとじっとしている感じではないね。」
それの間からAはロンの様子を伺い、二人に告げる。
「どうしよう！ あの生物は確か…っ！
光、そう！太陽の光が苦手なの！
ルーマス・ソレム！！」
すると杖の光から出た日光によって黒ミミズらしきものがひるみ、その隙間からロンが降りてきた。
いや、落ちてきたの方が正確だろう。
「ふぅ！じっとしててよかった！」
よく分からないがロンはドヤ顔に加えてまるでやりきったかのような顔で私達に言う。
「ハーマイオニーがよく勉強していたおかげだよ。」
ハリーの的確なツッコミで次の場所へと向かう。
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笑々(プロフ) - 花吹雪さん» ありがとうございます！花吹雪様のコメントが私の更新の糧になります故、本当に感謝しかありません！ ルーピン先生の登場がかなり先になってしまいますが、なるべく早く出せるように努めますね！ これからもよろしく御願い致します！ (2018年3月3日 19時) (
レス) id: 191a8bc27a (このIDを非表示/違反報告)
花吹雪 - 更新頑張って下さい！応援してます！早くルーピン先生が出てきてくれないかな…… (2018年2月25日 1時) (レス) id: 0d387c6cdc (このIDを非表示/違反報告)
笑々(プロフ) - 笠松力さん» 申し訳ありません、私のミスで非表示に致しておりました。こちらで表示の方にしたので、是非今後の話もご覧下さい┏○┓ご指摘誠にありがとうございましたorz (2017年12月18日 23時) (レス) id: 2e93bdeb81 (このIDを非表示/違反報告)
笠松力(プロフ) - すいません。4話は公開されてないのでしょうか？？ (2017年12月18日 23時) (レス) id: e1ac29c836 (このIDを非表示/違反報告)
莉音(プロフ) - はい！ (2017年11月4日 11時) (レス) id: 041b1bc158 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笑々 | 作成日時：2017年8月15日 22時
