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FIGHT ２５ページ25

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JM「はぅあ！！！」

バイトも部活もしてないもんだから暇なわけで、

１人で出掛ける日曜日。

久々に街にでも出ますかと歩き出して早々、

俺はめちゃんこ可愛い雑貨店を見つけた。

JM「…かわいい」

外からでも分かる。

これは女の子が好きなお店だ。

もしかしたら、良いのあるかも。

あったらAちゃんにあげようかな。

JM「いやっ、でもっ、」

こんな可愛いお店に入ったら変に見られるんじゃ。

あー！でもあげたい！

何かプレゼントをしてあげたい！！

JM「くっ、Aちゃんの為ならっ、」

ええい！腹をくくれパクのジミナ！

愛する彼女(仮)の為だ！

店「いらっしゃいませー」

入った。入ってしまった。

えー、色んなのありすぎて分かんないー。

香水とかヘアゴムとか靴下とか、

色々な物が置いてある可愛らしいお店。

ひぃ、こんな俺が入って良いのだろうか。

店「誰かにプレゼントですか？」

後ろから声をかけてきた若い店員さん。

びっくりするから止めてホントに。

JM「…まぁ、そんな感じです、」

店「彼女さん？」

JM「えっ！あ、彼女、いや、えとっ、！」

ばっ、馬鹿野郎このやろう！

何ワタワタしてんだよ俺！

笑ってるじゃないか店員さんが！！！

店「どんな方ですか？雰囲気とか」

JM「お嬢様、みたいな人です。
髪がフワフワで長くて凄く女の子らしい」

店「じゃあシュシュなんてどうでしょう？」

シュシュ？

あ、あのヘアゴムより太いやつ…？←

店「奥の角の方に色々な種類がありますので、
よかったら見ていってください」

JM「ありがとうございます」

シュシュか。

Aちゃん、色んな髪アレンジするから良いかも。

店員さんに言われた通りの場所に足を運ぶ。

目の前には沢山の色とデザインのシュシュ。

うわ、こんなに種類あるんだ。

選べねえよぉぉぉ…。

いや、落ち着け。

Aちゃんと言えば何色だ。

白、ピンク、金色だ。

きゃわいい！←

色を絞れば、あとはデザインだけ。

全色見るより良いだろう。

あー！どうしようー！！

店「ありがとうございましたー」

カランカランと店の外に出て、

小さめな袋の中を覗く。

JM「喜んでくれるかな」

白を基調とした可愛いシュシュ。

シンプルできっと使いやすいだろう。

JM「うわー！喜んでくれるかなー！」

いやまず受け取ってくれるかな…。←

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