FIGHT 14 ページ14
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JM「あ、いや、あの、」
ポカンとコチラを見る目をパタパタと手で遮って、
一生懸命言い訳を考える。
でももう頭が真っ白だ。言い訳なんか思い付かない。
貴「私に会いに来てくれたの?」
JM「えと、あ、いや、あの、」
貴「違うの?」
JM「…違くは、ない、けど、」
拷問とも呼べる質問に、俺はタジタジ。
前を見ていた顔は徐々に下がっていった。
貴「じゃあまた会いに来てくれる?」
JM「え?」
自分の靴しか見えていなかった景色を、
パッと上げて彼女を視界に入れた。
貴「ジミン君と話せるの楽しいから、
また会いに来てよ」
ニッコリと笑って俺を見るAちゃん。
これ、これは、、、
V「小悪魔だねぇAちゃん」
JK「ヒョンの扱い方分かってるわぁ」
JM「甘い罠だったっ」
あの後少し話して、
ダッシュでテヒョナの補習へ向かう。
先生も何故か俺の恋話に夢中だ。
先「きっとこれは慣れてるな…」
JK「ですね」
JM「超可愛いから俺みたいな奴なんて、
昔っから見ていたんだよきっと…」
V「えー、でもさー、
無理な奴だったら直ぐ切り離すでしょ」
いつにも増して真面目に課題に取り組んでいる彼が、
俺の顔を見ずにフォローを入れる。
ありがとうテヒョナ…。
先「昔から見てたんだったら、
過去の人とは違う行動をしないとだな」
JM「違う行動?」
先「きっと大体は、すぐに告白するだろう。
だがしかーし!!パクジミン!お前は違う!」
ガタッ!!と急に立ち上がった先生。
力強く拳を掲げている。
先「焦らして焦らして焦らしまくれぃ!
仲良い。でも男女の関係ではない。
そのギリギリのラインを作り続けるのだ!」
JK「いつにも増して燃えてんなぁ先生」
後ろで何かゴーゴー燃えてんね。
炎が見えるよ。
先「いいか!超絶美少女を振り返らせるのだ!
だがしかーし!告白はお前からだぞパクジミン!」
JM「ウィ、ウィッス」
そんな上手くいくかなぁ世の中。
それにしても、
V「ちょ、なんか熱いんだけど」
先「うおぉぉぉ!パクジミンの恋!
ファイヤァァアァァアアァ!」
JK「うるっさ、」
また1人応援してくれる人ができたんで、
もう少しだけ勇気出そうかな。
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刹那(プロフ) - hさん» きゃああぁ!ありがとうございますぅぅ!好きぃぃ! (2020年3月19日 22時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
h(プロフ) - あぁぁあ面白い好きぃぃいい! (2020年3月15日 8時) (レス) id: 9473de3ca6 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - まさきさん» こちらこそ遅くなってすみません! (2020年3月6日 7時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
まさき(プロフ) - 更新ありがとうございます! (2020年3月5日 23時) (レス) id: 870f22a38b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» 返信遅くなって申し訳ありません!ありがとうございます! (2020年2月21日 14時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2020年1月18日 11時