ut×sha【君に伝わぬ恋心】 ページ14
※実りません
「…なあ、大先生」
撮影後。ボイスチャット越しに、愛する彼に声を掛けた。
「どーしたん？シャオちゃん。」
「今日は…今日は何人と遊んできたん、？」
そう問う声が少し震えたのは、答えを既に知っているからだろう
「んー？今日遊んだんは一人やったよ。可愛ええ子やったわあ…」
「…そか。」
今日は一人という事実に、嗚呼…複数人じゃ無くて良かった。と思いつつもほっとしてしまう自分に嫌悪を抱いた
俺の方が大先生のことよく知っとるのに、なんで名前も知らへん女の方が好かれとるんや。
そんな事を考えていると、愛する彼に名前を呼ばれていることに気づいた
「しゃーおーちゃーん。聞いとる？」
「ごめ、聞いてなかったわ。なんて？」
「やからあ、また女の子に告られてもうてん。ヤ○捨てでもええねんけどさ、今回の子、かなーり可愛ええんよ」
他の野郎どもに取られた無いわあ…どうしよ。等と零す彼の声を聞き、段々と視界がぼやけていくのを感じた
「そんな気になるんやったら、付き合ったらええやん。」
ぶっきら棒に放った言葉。え、と困惑の声を出す大先生を無視し、ボイスチャットの退出ボタンを震える手で押した
瞳からぽろぽろと塩っぱい液体が流れた。
「俺の事も、好きになってぇや…」
消え入りそうに零したその言葉は、木々の散った葉の様に下へ下へと落ちて行った
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AI1022(プロフ) - SG170923さん» こちらこそありがとうございます！ (2022年7月5日 8時) (
レス) id: 7501e22401 (このIDを非表示/違反報告)
SG170923(プロフ) - 一言で言うとこの作品・・・・最高！好き！ありがとう！ (2022年5月28日 12時) (レス) id: f677dc1de6 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - AI1022さん» いいですね！ (2022年2月22日 21時) (レス) id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
AI1022(プロフ) - ウイさん» 一緒に尊死して推しの近くに墓たてましょう() (2022年2月19日 21時) (レス) id: 7501e22401 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 神すぎて尊死しそうです (2022年2月19日 9時) (レス) @page13 id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AI1022 | 作成日時：2021年9月25日 19時
