Four ページ5
貴「赤葦くんって結構筋肉ついてるんだね!」
赤「…そりゃ、部活してるし」
貴「何部だっけ、バスケ?」
赤「バレーボール」
貴「ああ!あのッポーン!ってやつの!」
よく分からない表現だが、レシーブをしている仕草を見せていた
赤「多分それ」
貴「多分て」
赤「違うのを思ってたらどうするの」
貴「きっと同じのだよ」
彼女はにししと笑った
釣られて俺も笑った
貴「笑った!へえ、そんな笑い方するんだあ、意外」
赤「俺だって人間だから笑うよ」
貴「だっていつも無表情だもん」
俺が図星で何も言えない時、にししと聞こえた
貴「私の方が人間ぽいね!」
赤「…そうだね」
貴「赤葦くんも笑えばきっと人間だよ!」
ワクワクというような感じで期待を込めた顔で見られる
俺は微笑むくらいで笑った
貴「ヤバイ、見下されてる」
そんなつもりはないんだけどな
貴「テイク2!」
それから俺達は路上で笑顔の練習が始まった
彼女の家に着いた時、俺は解放されたと思った
貴「ええ〜もう着いた」
確かここで家に勧められる
貴「上がる?お宅訪問!」
赤「いや、遠慮しとく」
貴「ええ!いいじゃん、ちょっとだけ!」
腕を引っ張られ、簡単に引き込まれる
どこにそんな力があるのやら
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作者名:徳楽 | 作成日時:2017年5月26日 10時